杓子山|富士山展望S席にて。
Автор: ぼっち登山日和
Загружено: 2025-11-10
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朝のうちは、富士山が見えていました。
裾野までくっきりと、まるで浮世絵から抜け出したような姿で、そこにありました。
数日続いた長雨の合間の晴れ。心が浮き立ちました。
標高1,597.6メートル。山梨百名山のひとつ、杓子山。
「富士山展望のS席」とも呼ばれています。
山頂からは、南アルプス、奥秩父、丹沢山系、そして何より雄大な富士山を望めます。
登山道を歩きながら、私は何度も空を見上げました。
青空がのぞいています。きっと大丈夫、見えるはず。
でも、雲の流れは速く、上空では強い風が吹いているようでした。
山頂は広くて、祠があり、ベンチとテーブルが並んでいました。
パラグライダーの発着場もあるようです。
登山者たちはみな、同じ方角を見つめています。
私も山頂標識のそばに立ち、富士山があるはずの空を見上げました。
――そこには、何も見えませんでした。
正確に言えば、白く厚い雲がありました。
その雲が、富士山のあるはずの場所をすっかり覆っていたのです。
朝、あれほどくっきり見えていた富士山が、まるで最初から存在しなかったかのように、静かに消えていました。
360度のパノラマは確かに広がっていました。山中湖も見えました。
S席に座って、舞台を見つめます。幕は上がり、照明も当たっています。
けれど主演俳優だけが登場しない。そんな不思議な静けさです。
風が少し冷たくなってきたので、持ってきたパンを取り出しました。
GODIVAのパン屋「ゴディパン」。世界で2店舗しかありません。
銀座に用があったので、有楽町本店で買ってきました。
美味しいランチがあると、登山のモチベーションにもなります。
そのカレーパンの衝撃。(笑)
一口食べて、正直びっくりしました。 「カレーとチョコの味がした」。
当たり前のようですが、これが本当にそのまま。 隠し味程度じゃなく、カレーもチョコも、どちらもしっかり主張してくるんです。 美味しいかと聞かれたら、正直に言います。
驚きの方が大きかった。笑
でも批判じゃないのです。 むしろ「こんなカレーパンがあるのか!」という新鮮な驚きです。
そんなパンをほおばりながら、風の音と、ときどき雲の切れ間から射す光。
それだけの時間が、静かに流れていきました。
周囲の登山者たちも、別に文句を言うことはありません。
山は、いつも期待どおりの姿を見せてくれるわけではない。
みんな、それを知っているのです。
帰り道、ふと思いました。
S席とは、必ずしも「見える席」を保証するものではないのだと。
それは、「見えたときに最高の席」という意味なのです。
そして、見えなかったときもまた、それはそれで山の一部なのだと。
いつかまた、杓子山に登りたいと思います。
そしてもし、次も見えなかったとしても――
それはそれで、きっといいのです。
撮影日:2025年10月18日(土)
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