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【うつ病】うつ病が治ってきたサイン5つ【精神科医が10分で説明】うつ|抑うつ状態|精神科

Автор: こころ診療所チャンネル【精神科医が心療内科・精神科を解説】

Загружено: 2025-03-16

Просмотров: 18431

Описание: 0:00 (1)はじめに
0:20 (2)うつ病の治療と改善の経過
2:51 (3)うつ病が治ってきたサイン5つ
2:59 ①休養できる
4:12 ②体調が戻る
5:20 ③前向きになる
6:40 ④体が軽くなる
7:55 ⑤頭が回る
9:19 (4)まとめ

うつ病は治療で徐々に改善する一方、ゆっくりかつ症状ごとの改善のため気づきにくいことも多いです。動機づけの観点からも「うつ病が治ってきたサイン」を知っておくことが大事です。

「うつ病が治ってきたサイン5つ」について、精神科医が10分でまとめています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)

こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com
府中こころ診療所 https://fuchu-kokoro.com
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↓詳しい内容はこちらです。

(1)はじめに

うつ病は治療によって徐々に症状が改善していく病気です。しかし、その改善は一気に起こるものではなく、症状ごとに少しずつ良くなっていくため、本人も周囲も回復を実感しにくいという特徴があります。

自分の状態が良くなっていることに気づけないと治療への意欲が下がってしまうこともあります。また、周囲の人が改善を実感できないと、時に心無い言葉をかけてしまうことも。そのため、どのような変化が「回復のサイン」なのかを知っておくことは、本人の治療への動機づけにも、周囲の理解を深めるためにも重要です。

今回は、うつ病が実際に治ってきた際に現れやすい5つのサインについてご紹介します。回復の段階によって現れるサインは異なりますので、治療の道のりを理解する一助になれば幸いです。

(2)うつ病の治療と改善の経過

うつ病とは

うつ病は単なる気分の落ち込みではなく、様々な症状が続く脳の不調です。主に脳内物質セロトニンの不足が背景にあるとされており、適切な休養と抗うつ薬などの治療によって改善していきます。

うつ病の主な症状

うつ病の症状は大きく3つに分けられます。

1. **こころの症状**:落ち込みや不安、意欲低下に加えて、集中力低下などの脳機能の低下
2. **からだの症状**:不眠や疲れやすさ、吐き気、めまいなどの自律神経症状
3. **行動の変化**:人を避ける、声が小さくなるなど、外から見てわかりやすい変化

うつ病の主な治療法

うつ病の治療には主に以下の3つがあります。

1. **休養**:ストレスから離れて頭をしっかり休ませること。働いている方の場合は休職を伴うことも多い
2. **薬物療法**:主に抗うつ薬(SSRI)を継続し、必要に応じて抗不安薬などの補助薬を併用
3. **精神療法**:ストレスへの対処法の見直しや、必要に応じて福祉的支援の活用

うつ病の病期と回復過程

うつ病の回復過程は一般的に3つの段階に分けられます。

1. **急性期**:うつ症状や不安が重い時期で、何よりも休養を最優先する段階
2. **回復期**:再発を防ぎながら徐々にリハビリを行い、改善を図る時期
3. **再発予防期**:復職など社会復帰をしながら再発を防いでいく時期

うつ病は一気に良くなるものではなく、治療を続けながら段階的かつ徐々に改善していきます。その改善のペースが緩やかであるため、本人も周囲も回復を実感しにくいという特徴があります。

(3)うつ病が治ってきたサイン5つ

治療段階によって現れる回復のサインは異なります。ここでは主な5つのサインを、回復の段階に沿って解説します。

①休養できる

*<急性期の改善サイン>*

うつ病の急性期では休養が最優先ですが、不安や罪悪感から十分な休養を取ることが難しいことがよくあります。症状が和らいでくると、本来必要な休養がスムーズに取れるようになります。これは治療初期の改善のサインであると同時に、その後の回復の土台にもなります。

急性期は落ち込みや不安が目立つ不安定な時期で、十分な休養が取れないと症状が悪化してしまいます。初期には抗不安薬などの補助薬が必要になることもありますが、次第に自然に休養できるようになり、それが続くと急性期を抜けて回復期に移行します。

*関連する改善サイン:*
罪悪感が和らいでくる
落ち着いて生活ができるようになる
しっかり眠れるようになる

②体調が戻る

*<急性期から回復期にかけてのサイン>*

うつ病では自律神経の不調を背景に慢性的な体調不良が続きやすいものです。治療を続けると、うつ病に由来する体調不良はある段階で改善します。体調が戻ることで休養やリハビリもより効果的に行えるようになります。

治療と休養がうまくいって急性期を抜ける頃に体調も改善することが多いですが、一部の症状は比較的長期間続いて回復期の後半に改善する場合もあります。ただし、体調が戻ってきたからといって無理をすると症状がぶり返すことがあるので注意が必要です。

*具体的な改善の例:*
減っていた食欲が戻ってくる
吐き気や胃の不調がなくなる
めまいや耳鳴りが治まる

③前向きになる

*<急性期から回復期にかけてのサイン>*

うつ病では思考パターンが否定的に変化し、同じことを繰り返し考える「反芻思考」が目立つようになります。治療が進むと、こうしたうつ病由来の否定的思考へのとらわれから抜け出しやすくなります。その結果、自分にかけるストレスが減って回復への好循環が生まれます。

復職や休養に直結するような強い罪悪感などは比較的早い段階で改善することが多いですが、より全般的な反芻思考や否定的な思考パターンは回復期に入ってから改善することが多いでしょう。ただし、もともとの性格としての慎重さや緻密さなどは、うつ病が改善しても大きく変わることは少ないため、その点は理解しておく必要があります。

*関連するサイン:*
心配しすぎることが減った(先読み思考の減少)
自分を責めすぎなくなった(自己攻撃的な思考の減少)
今の生活に集中しやすくなった(過去や未来への思考のとらわれの減少)

④体が軽くなる

*<回復期のサイン>*

うつ病の回復期には活動量を徐々に増やしていくことが重要ですが、倦怠感など体の重さがそれを妨げ、回復期が長期化してしまうことがあります。治療を続けていくと、遅めのタイミングで倦怠感などが改善して体が軽くなります。その結果、活動を増やすリハビリが軌道に乗り、社会復帰に大きく近づきます。

意欲の低下や倦怠感は回復期になってもしばらくは改善しないことが多く、薬を続けながら地道に活動量を増やし、リハビリを続けた結果、ある段階で体が軽くなってきます。ただし、改善後もしばらくは日によって調子の変動が大きいことがあるため、一喜一憂せずに長い目で見ることが大切です。

*関連するサイン:*
意欲が戻ってきた
物事への興味が戻ってきた
前に楽しめなくなったことが再び楽しめるようになってきた

⑤頭が回る

*<再発予防期のサイン>*

治療でうつ病が改善して社会復帰した後も、頭が回らないという症状はしばしば残っています。工夫しながら社会生活を続ける中で、時間差で頭が回ることを自覚するようになります。これは基本的には最後に良くなる症状であることが多く、これがうまくいくと寛解となり、その後は段階的に薬なしでの治癒を目指していくことになります。

思考力や判断力などの脳機能の不調は、社会復帰後もしばらくは本調子でないことが続きます。そのため、復帰後も脳機能が完全に回復していないことを前提に、仕事や生活を調整しながら続けることが必要です。徐々に改善していく場合と、ある段階で急に治ったと実感する場合があります。

*具体的な脳機能の改善例:*
思考力や記憶力の改善(本の内容が頭に入りやすくなる、考えを深められるようになる)
判断力の改善(スムーズに判断ができるようになり、判断ミスが減る)
段取り力の改善(物事の段取りが再びスムーズにできるようになり、仕事や生活が楽になる)

(4)まとめ

うつ病は治療によって徐々に改善していきますが、そのペースは緩やかで実感しにくいものです。それでも、回復過程の中で様々なサインが現れてきます。

うつ病が治ってきた主なサインは以下の5つです。

1. **休養できる**:罪悪感なく必要な休養が取れるようになる
2. **体調が戻る**:自律神経症状が改善し、身体的な不調が軽減する
3. **前向きになる**:否定的思考や反芻思考から抜け出しやすくなる
4. **体が軽くなる**:倦怠感が改善し、活動量を増やしやすくなる
5. **頭が回る**:思考力や判断力などの脳機能が回復する

回復のサインが見えてきたからといって無理をすると反動が来ることがありますので、一気ではなく徐々に改善させていくことを心がけましょう。サインを見逃さず、小さな進歩を喜びながら、焦らずゆっくりと回復への道を歩んでいくことが大切です。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)

#うつ病  #治ってきたサイン #うつ #抑うつ状態  #精神科医 

【監修者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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