葵と楓001：マンボ・ドドンパ・チャチャチャ節
Автор: aoitokaede1789
Загружено: 2011-03-06
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日本音楽豆知識001
「三味線の成立」は１５世紀から１６世紀にかけてとされ,和楽器の中では比較的歴史が浅い。基本的にはヘラ状の撥を用いる。一の糸の巻き取り部の近くに「さわり」と呼ばれるしくみがある。これは一の糸の開放弦をわずかに棹に接触させることによって「ビーン」という音を出させるもので，倍音成分を増やして音色に味を付け，響きを延ばす効果がある。これによって発する音は一種のノイズであるが，三味線の音には欠かせないものだ。「さわり」の機構を持つ楽器は琵琶など他にもある。三味線の特徴は一の糸のみに「さわり」がついているにもかかわらず，二の糸や三の糸の特定の押さえる場所にも，共鳴によって同様の効果をもつ音がある。これにより響きが豊かになるとともに，調弦の種類により共鳴する音が変わる。そこため，その調弦法独特の雰囲気をかもし出す要因ともなっている。さて，歴史的にはどのような展開があったのだろうか。「津軽三味線」というのは,津軽地方で成立した三味線音楽のことである。本来は，津軽地方の民謡伴奏に用いられた。現代においては特に独奏を指して「津軽三味線」と呼ぶ。撥を叩きつけるように弾く，「叩き三味線」と呼ばれるものが一方にある。有名な「高橋竹山」などは，繊細な「弾き三味線」と呼ばれている。「津軽三味線」の原型は,新潟地方の瞽女（ごぜ）の三味線かもしれない。北前船によって日本海側各地の音楽が津軽に伝わり,津軽民謡は独特の発達をみた。視覚障害者の芸として，低く見られていた分野の研究者は少なく，文献もほとんど残っていない。なお，「津軽三味線」では,瞽女の中棹・細棹が太棹になる。「撥」は，速弾きに適した小振りなものとなった。
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