第35回:2026年 ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート
Автор: 岩本裕子研究室 映画コラム On YouTube
Загружено: 2026-01-21
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皆様こんにちは。岩本裕子です。埼玉県にある浦和大学で教員をしております、岩本裕子研究室の映画コラムをYouTubeでお届けする第35回です。
2026年が明けましたね。今回は年始初のYouTubeですので、すでに時期的にはずれてしまっていますが、あけましておめでとうございます。昨年はこのYouTubeを聴いてくださり、ありがとうございました。
本日は年始初回ですので、新年にふさわしいお話から始めたいと思います。
お正月、皆さんはどんなふうに過ごされましたか。年が明けて2026年1月1日になった途端、どんな時間をお過ごしになったでしょうか。例年私は、カウントダウンで1曲を弾き終えるという、渋谷のオーチャードホールで開催される「東急ジルベスター・コンサート」を、テレビ中継で観て新年を迎えています。
年が明けると、毎年ウィーンからウィーン・フィルニューイヤーコンサートの中継をNHKが放送します。私がこのコンサートを毎年観るようになったきっかけは2002年でした。
2002年、日本人で、日本どころかアジア人で初めてウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートの指揮をした小澤征爾さんの回でした。じっくり観て、すぐにこのCDも買いました。そんなことを思い出しました。あれから24年、ほぼ四半世紀ですね。
それから年賀状のことも。古い教え子たちが、ずっと値上がりして85円になっても送ってくれています。その中に、このYouTubeについて書いてくれた教え子がいたので、一部読ませていただきます。少し恥ずかしいのですが、「当時と変わりなくお元気でパワフルな先生のお姿をYouTubeで拝見しました。とても聴きやすく、内容も面白く、タイムリーな話題で、久しぶりに脳にたくさんの刺激を受けた気がします。次回以降も楽しみにしております」と書いてくれていました。
本当にありがとうございます。どのくらいの方が聴いてくださっているのか、私はひたすらマイクと管理人の顔を見て、10分間話をさせていただいているだけですが、WEB上でコメントをいただいたり、こうした言葉をいただいたりすると、頑張らなくちゃ!と思うのです。
古い古い教え子のハルちゃん、年賀状でのコメントをありがとうございました。聞いてる?
さて今回は、このウィーン・フィルニューイヤーコンサートの話をします。
小澤征爾さんが指揮をされたのは2002年でしたが、今年は2026年になります。始まったときは、「えっ?彼が今年指揮?」と思いました。ウィーン・フィル自体は、メンバーが入れ替わりながらもウィーン・フィルが演奏するわけですが、誰が指揮をするのかは毎年変わるので、結構話題になるのです。
今年の指揮者は、私がよくよく、よくよ~く知っている人で、「あなたがするのね」と思いながら観ていました。彼の名前は、ヤニック・ネゼ=セガンと言います。カナダ出身で、モントリオールの音楽院を卒業している方です。なぜ私が友達のようにこんなに知っているのかと言いますと、彼は、現在、ニューヨークのメトロポリタンオペラ劇場の第3代音楽監督なんですね。
2018年9月から、オペラは9月に始まります。年度ということでいうと、9月始まりの5月、6月終わりですから、アメリカの学年歴と同じなのですが、2018年からセガンさんはMETオーケストラの指揮をしているんですね。ニューヨークでも観ますけれど、それが映画になって観られるのです!私は映画、「METライブビューイング」で毎回観ています。
彼の剽軽な雰囲気にもかかわらず、能力の高い指揮の様子を見続けていたので、「セガンなんだ」と思ったのです。ところが、先日、日本の別のコンサート会場で、たまたまお隣に座った高齢男性二人が、「今年の指揮者、あれ何なんだよ、スーツも着ないで」と言っていたんです。そこで私は思わず、「あの方はニューヨークのメトロポリタン歌劇場の総監督なんですよ」と言ったら、絶句していました。
とはいえ、今回よくよく分かったのですが、どうも指揮者が曲を選んでいく、ということらしいのですね。選ばれた曲の中で、初登場の曲が5曲あるそうです。その5曲のうち2曲は女性が作曲している交響曲で、一人はヨーロッパの女性オーケストラを結成した人、もう一人が、ここに登場しています。見えるでしょうか、フローレンス・プライスというアメリカ黒人女性なんですね。
そうすると、どうしても私はここでお話をしなければいけなくなるので、こんな重い百科事典を持ってきたのです。もともとこんな分厚いものは重くて無理なのですが、この分厚い事典をジャンルごとに分けて百科事典として売り直しをしているものが、我が家の書斎に全20巻ほど並んでいます。その中で、ミュージックのページを持ってきました。
それがこれになります。フローレンス・プライスという、アーカンソー州で生まれた女性です。彼女については、またいずれ活字でお話しする機会もあるのでここでは置いておきます。プライスの曲は、今の世の中の雰囲気ですね、「レインボーワルツ」。レインボーが何かは分かりますよね。SDGSとか、LGBTQとかですね。
もう21世紀、四半世紀たった今だと当たり前のことが、全然当たり前じゃなかった時代の人たちが作ったものを、ここで世界中に知らしめよう、というこのセガンさんの選曲は素晴らしいでしょう。演奏が全部終わって、ご挨拶をする時、観客の方に向かってご挨拶をする時に、マザータングと言ったかどうか分かりませんが、字幕で「母語」とか出ていましたけれど、「母語でお話しします」と言ってフランス語でしゃべりだしたんですね。
セガンさんのことを個人的にあまり知らない時に「どうして?フランスで生まれた?」とか思ったのですが、調べてみたら、やはりそうでした。カナダのモントリオール、いわゆるケベック地方で生まれたのですね。ケベックはフランスの植民地として始まった地域ですから、むしろ英語よりフランス語を使う地域になります。ですから、彼が「自分の母語はフランス語だ」というのは、ケベック人だということなのだと思います。フランス語でしゃべった方がヨーロッパの人たちは喜びますし、何しろフランス語が公用語だった時期もあるわけですからね。
ということで、ご挨拶をした若き指揮者、さらに黒人女性で初めて交響曲を作った女性の話。そんなことを新年早々お話ししました。
さらにコンサート続きなのですが、年が明けて、日本人で初めて交響曲を作った作曲家が誰か、ご存知ですか。たまたまですが、黒人女性で初めて交響曲を作った女性がフローレンス・プライスだった、という話の流れで、日本人で交響曲を作った人の「序曲」というのを、先日池袋の東京芸術劇場で聴きました。その作曲者は、山田耕筰だそうですよ。
山田耕筰。クラシックなんて全然聴かない、オーケストラって何、という方にも、「黒人女性で初めて交響曲を作った女性がいた」という話とあわせて、日本人の場合は山田耕筰で、時期がずっとずれる、ということが伝わると嬉しいです。西洋に留学した日本人が、西洋音楽を勉強して、交響曲なるものを作るわけですからね。
ということで、新年早々お話ししたかったのは、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート2026です。皆さんもあちらこちらで、いろんな交響楽団のニューイヤーコンサートを聴いていらっしゃるでしょうけれど、そんなお話のあと、今日は映画の話でなくて申し訳ないのですが、曲の話をひとつしたいと思います。
ニューイヤー・コンサートにはアンコールが必ずあります。メインの曲ももちろんあるのですが、アンコールも何曲も、何曲もするんですね。「そんなにするの?」というくらい。そして必ずアンコールの中で出てくる曲がありまして、皆さんご存知だと思います。小澤征爾さんが指揮をした時にも、演奏しました。
アンコールを1日に3、4つもしていて、4つ目がこの曲なのですが、かけてほしいと言ったらダメだ、って管理人がいうので、私がハミングをするとしたら、たとえば「タンタン、タン、タン、タン、タンタン、タンタン、タラ、タラ、タラ、タン、タンタン、タラ、タラ、タタタタ、タンタン」みたいな曲、聞いたことがあるでしょう。マーチ、行進曲ですね。「ラデツキー行進曲」と言うんですね。
これがかかると、会場の人たちが拍手をする。しかも拍手に関しても指揮者の誘導がありますから、いつも拍手していいわけじゃなくて、「ここは小さく」「ここは大きく」といった具合に導かれて、会場全体がひとつになっていく。ずっとニューイヤーコンサートを聴いてきただけの観客が、最後の最後にオーケストラと一緒に拍手で同じ時間を共有して終わる、という趣向です。
その「ラデツキー行進曲」の「ラデツキー」って誰だと思いますか。ヨーゼフ・ラデツキー将軍のことだそうです。私はアメリカ史研究者なので、ヨーロッパ研究者じゃないので危ないので、ここは読ませていただきます。
オーストリアに植民された状態で北イタリアがあった時代、イタリア側としては抵抗して独立するぞ、と思いますよね。それを戦って独立させず、元の状態にした将軍がヨーゼフ・ラデツキー将軍。オーストリアの配下のままにして凱旋する、勝って帰ってくる、というのです。で、その行進曲が「ラデツキー行進曲」で、プチ情報でした。
それではこれにて、岩本裕子研究室映画コラムYouTube第35回を終了いたします。また次回、お耳にかかれることを楽しみにしております。本日もお聴きくださり、ありがとうございました。最後に言いますよ!ごめんくださいませ。
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