【延期】リニア中央新幹線（品川～名古屋）の開業って結局いつになるの？ - 現状と課題を整理。

Описание: #鉄道 #解説 #鉄道解説 #リニア #リニア中央新幹線 #jr東海

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琴葉姉妹 - 音声
立ち絵（ユメのオワリ様 / im10706241）
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Aviutl

【字幕】
第１章 はじめに
ねえねえ、リニア新幹線って、わたしに言わせれば「未来の高速道路を地下に敷こうとしたら、途中で名水の湯飲みが割れて水が全部こぼれちゃった」みたいな話なんだよね。
要するに、技術はある、路線も設計されてる、だけど地面の下にある「見えないもの」──水とか生態系とか住民の信頼とか──が引っかかって、予定がガタガタになってるってワケ。
今日はその「いつ完成するの？
」という素朴な疑問を、わたしの変なたとえで解体しつつ、現状と今後を整理していくよ。
第２章 リニア新幹線とは
リニア中央新幹線は、超電導磁気浮上式で車両が磁力で浮いて走るシステムなんだよね。
営業最高速度は時速５００km、実験で６０３kmを出したっていう実力派。
浮上して走るから車輪摩擦がない分スムーズで、騒音や振動も従来の新幹線より低減するのが売りなんですよ。
ざっくり言うと、これは「地上の線路を滑るのではなく、空中の溝を泳ぐ電気の魚」みたいな感じで、速さを追求するための物理と材料の合奏なんだ。
技術的には「できる」んだけど、できることと現実にやることは別問題って、ここで早くも気づくんだよね。
第３章 現状
２０２５年１２月時点の状況はこんな感じ。
ルートのほとんどがトンネルで、全体の約９０％がトンネル区間なんだって。
工事契約率は約９０%、用地取得率は約８５%と見た目は進んでる風。
でも８４区間中３１区間が当初の２０２７年完成予定からずれて２０２７年以降の完成予定になってるの。
特に静岡工区（全長８.９km）は着工すらできていなかったという致命的な遅れがあったんだよね。
で、２０２４年３月にJR東海は「２０２７年開業を断念」って正式に出しちゃって、公式には最速でも２０３４年、現実的には２０３０年代半ばから後半って線が見えてるんだ。
だから「進んでるようで進んでない」っていう、微妙な中間地点にいる印象かな。
第４章 当初の着工予定と、遅れの原因
第４.１章 当初の計画
最初の青写真は２０１１年にJR東海が示して、２０１４年１２月に工事着手。
目標開業は２０２７年ってハッキリ言ってあったの。
だから２０１４から２０２７というタイムラインで逆算した計画と予算（総工事費約９兆円）でスタートしてたのね。
第４.２章 遅れの原因
で、遅れの理由は複数あって、この理由は、３つあるの。
１つ目はやっぱり静岡工区の未着工。
大井川の水問題が根幹で、ここが圧倒的に効いてる。
２つ目は静岡以外でも地質調査の遅れや掘削難易度の高さで、長野などで数年単位の遅延が出たこと。
３つ目は用地取得の難航で、地域ごとの合意形成に時間がかかったこと。
で、技術的な課題も重なって、南アルプスの複雑な地質は「ただ掘って進めばいい」ってワケじゃないの。
複合的に足を引っ張り合って、結果的に２０２７年目標は成り立たなくなってしまったんだよね。
第５章 静岡問題
第５.１章 問題の核心
静岡問題の本質は「大井川の水を守れ」って要求に集約されるんだ。
トンネル掘削で地下水（トンネル湧水）が変わってしまうと大井川の流量が減る懸念が出て、流域の生活用水や農業、さらには生物多様性に影響が出るかもしれないって話。
さらにトンネル掘削で出る大量の残土をどう処理するかも環境的に敏感なポイントだったんだよね。
第５.２章 川勝知事時代と合意への道
静岡県側は川勝知事時代に強硬に「水を守るべきだ」って姿勢を取ってて、着工を許さなかった。
対するJR東海は湧水を全量大井川に戻す計画を示すなど技術的対策を提案して交渉を続けてたんだけど、平行線が続いてたの。
で、転機になったのが２０２５年６月の川勝知事辞任で、その後に新知事のもとで静岡県とJR東海が合意に至って、静岡工区の着工が可能になったという点。
だから最大の障害がひとつ取り除かれたのは事実なんだよね。
第６章 JR東海の対応と転機
JR東海は単に「作ります」って言うだけじゃなくて、技術的な補償案や環境対策、住民や流域自治体との協議を粘り強く続けてきたんだ。
湧水の戻し方のほか、残土処理の方法、監視体制の提案なんかも積み上げて、契約や用地取得を進めてきたってワケ。
転機は静岡合意だけど、合意＝すぐ掘削っていう単純な話じゃなくて、実際の着工にはさらに詳細設計や現地整備、周辺対策が要るから時間がかかるのはたぶんね、想定内なんだよね。
だから「合意したから２０３０年には間に合うでしょ！」って楽観するのは早い気がするんだ。
第７章 今後の課題と展望
ここからのポイントも、やっぱり複合的。
最速見通しは２０３４年という数字が出てるけど、現実的には２０３０年代半ばから後半（２０３５から２０３９年あたり）が有力かなってわたしは見てる。
理由は、静岡工区が着工可能になっても本格稼働までの工程や他区間の遅延を一気に取り戻す必要があるから。
予算面でも当初の約９兆円が増える可能性は高いし、名古屋以西の大阪延伸（２０４５年目標）も、品川から名古屋が遅れると連鎖的に難しくなる。
ポジティブな面では、静岡問題が解決したことで最大のボトルネックが外れ、JR東海が工事加速に舵を切れる状況になったのは大きい。
要は「障害は取り除いたけど、レースはまだ半分以上残ってる」って感じなんだよね。
第８章 結論
結論としては、２０２７年開業は事実上断念されて、最速で２０３４年、もっと現実的には２０３０年代半ば以降の開業が見込まれる、というのが現状の筋道。
静岡合意で大きな山は越えたけど、掘削の実務、用地や費用の調整、他区間の遅延回復という課題が山積みなのは変わらないんだ。
最後にまた変なたとえを使うと、リニア計画って「巨大な地下オーケストラの指揮者が、やっと全楽器のチューニングを終えて演奏を始めようとしてる」みたいなものなんだよね。
指揮者（JR東海）はスコアを持ってるし、楽器（技術）も揃いつつある、でもホールの床下に水道管が絡まってるから演奏開始のタイミングは慎重にならざるを得ない、みたいな？
そういうリスク管理と時間の読みが、これからの鍵ってワケ。
わたしはやっぱり早く乗ってみたいんだけど、みんなはどう思う？
これって常識じゃない？
え、もしかして少数派？
たぶんね。

-- タイムスタンプ --
0:00 第１章 はじめに
0:36 第２章 リニア新幹線とは
1:21 第３章 現状
2:21 第４章 当初の着工予定と、遅れの原因
2:25 第４.１章 当初の計画
2:49 第４.２章 遅れの原因
3:35 第５章 静岡問題
3:37 第５.１章 問題の核心
4:06 第５.２章 川勝知事時代と合意への道
4:48 第６章 JR東海の対応と転機
5:33 第７章 今後の課題と展望
6:32 第８章 結論