【2025/11/13 (木)
Автор: BEXA ch
Загружено: 2025-11-13
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【YouTubeLive】
■日時:11月13日(木)20:00〜
■登壇講師
吉野勲
▼▼本日のガイダンス▼▼
2026年合格を目指す!
<令和7年司法試験の結果>
・受験者数 3837人(3779人) → 58人増
・基準点クリア 2902人(2958人) → 56人減
・合格者数 1581人(1592人) → 11人減
・合格率 41.2%(42.13%) → ロー生には意味のない情報
*54.5%(53.8%)→ 母数を基準点クリア者にした場合の合格率
*最高点が1288.99点で昨年比84点も上だが、2位が1206点(昨年トップが1205点)なので、一人ぶち抜けた受験生がいたと言うことである。
<属性>
・法科大学院課程修了者 441人(471人)(817人) → 更に30人減少。
*未修コースは111人(99人)(147人) →12人増
・在学中受験資格者 712人(680人)(637人) → 32人増
・予備試験合格者 428人(441人)(327人) → 13人減
<属性は多様化している>
・上位ロー・下位ロー
・既修・未修
・予備組・在学受験組・卒業組
<法科大学院課程修了資格>
既修 26.8%(28.7%)
未修 14.2%(12.8%)
<在学中受験資格>
既修 58.7%(63.2%)
未修 28.4%(29.4%)
<全体合格率>
法科大学院修了 21・9%(441/2013)
在学受験資格 52.7% (712/1352)
予備試験組 90.68%(92.84%)
<修了組と在学組の格差問題>
京大:修了組32.3% 在学組77.78%
東大:修了組31.1% 在学組69.91%
慶大:修了組27.1% 在学組62.91%
早大:修了組35% 在学組57%
一橋:修了組35.1% 在学組57.7%
参考:上位ローの在学中合格率
京大 77.78%(67.21%)
東大 69.91%(68.75%)
慶應 62.91%(72.03%)
中央 60.82%(64.20%)
一橋 57.75%(65.28%)
早大 56.97%(63.36%)
平均 52.66%(55.19%)
<過年度卒業生合格率>
令和2年
既修 8.2%
未修 5.9%
令和3年
既修 5.8%
未修 5.1%
令和4年
既修 19.3%
未修 13.4%
令和5年
既修 27.9%
未修 15%
令和6年
既修 41.1%
未修 21.7%
*参考:上位ローの過年度合格率(5年間)
慶應 27.1%(23/85)
東大 31.1%(37/119)
京大 32.3%(30/93)
早大 36.25%(58/160)
一橋 35.1%(20/57)
中大 19.4%(18/93)
全体 21.9%(441/2013)
0.前提条件
①短答の点数
②再現答案の作成(可能ならば)
③問題文をコピーして、答案で引用した事実、条文・文言等を全てマークする
④大まかな答案構成
⑤仕組み解釈・事実の評価部分(あてはめ)に関してはどのように書いたかを再現
⑥「試験中に足りないなと感じたこと」を素直に書きだす(科目別に)
⑦試験前・試験中に「あれやっておけば良かったな」と思ったことを素直に書きだす
1.敗因分析
(1)視点その1
①敗因分析が不十分(定番)
②敗因分析はできているが、結局対策をやり切れていない(意外に多そう)
→ 途中で「ハードルを勝手に下げる現象」が毎年多発する。
(2)視点その2
①そもそもの知識不足
②知識はあるが答案作成スキルに難
*予備組の敗因
論証力で負けるとは思えない。
仮説1 抽象論を相対的に書き過ぎた
仮説2 事実を拾い切れていない(予備との事実の使い方の違い)
仮説3 本試験過去問題の分析ができていない
*予備組も、「10人に1人は落ちる試験」と言う意識を持つ頃合い。
2.短答への向き合い方
(1)舐めていないか
短答の得点も「総合点」に加算されることを忘れてはいけない
「1点でも多く取りに行く」と言う意識が普段からあるか(試験中だけでは?)
1581番 →108~109点(「上位」53.34%) *昨年は118点(「上位」48.97%)
140点以上(8割)は136人しかいない(昨年は386人)。
(2)意識の低さ
「過去問は〇回まわせばよいか?」→ 愚問。「出来るようになるまで」に決まっている。
3.何をすべきか
(1)意識面
・まずは自分の「メタ認知を疑え」。
例:8月に敗退が決まった人。どこまでアップグレードできましたか?
・「単独登頂」ができる人は限られている。
自分にはどのようなコーチ・ガイドが必要なのか?
(2)受験生あるある
・「現場思考」と言う麻薬中毒に陥っていないか?
→ 「現場思考」は、「事前に準備できない事柄について」必要なスキルと言う意味。
→ 「事前準備」+「現場対応」は車の「両輪」。
→ 「現場思考力で解く」=「知識要らない」と言う恐るべき勘違い。
・「あてはめ勝負」と言う響きのいい言葉
→ 本当に勝負できています?
→ 第一次規範・制度趣旨・理由付け・考慮要素(第二次規範)のいずれかに対応させなければ「当てはめとは言わない」。単に事実を並べればいいわけではない。
・「知識の持つ強さ」をもっと自覚すべき
・「答案例」を集めてあなたは何をしたいのか
旧司法試験・予備試験は、答案例をストックしてぶん回すことに意味がある。
司法試験ではどうか?
・「起案」と言う甘美な言葉
(3)合格のための必要条件
「3大重要基本事項」の習得。
・判例(事実関係・法適用関係・規範・理由・事実評価)
・条文(要件効果、制度趣旨)
・論点(問題の所在・自説・理由付け)
(4)何かしらのスキルに問題がある
①基礎力
②事案把握能力
➂論点抽出・選別能力
④事案分析能力
⑤答案作成能力
①基礎力
・条文・定義・制度趣旨・要件・効果・基本論点・重要判例(事案と規範と評価部分)の 「正確」な「理解」と「記憶」。
・条文は普段から引く(当たり前)
・普段から「理由」を考えるクセをつける(法律の世界では「何故?」に答える「説
明能力」が問われる)
・「暗記」の時間をたっぷりとる。
②事案把握能力
・スピーディーに問題文を読みきり、事案を把握する能力。
→ 「文字情報のビジュアル化能力」
= 普段から自分で図を描く作業をする。
・「誰が」「誰に対して」「何を要求しているのか」を整理する(生の事実)
「要求」→「法的な効力」→「法律構成を考える」
ex「この話はなかった事にする」=「契約をなしにしたい」=「解除、取消し、無効」
・「問題文の生の事実」から「行為」を切り出す → 法的な評価を加える。
③論点抽出・選別能力
・検討すべき論点に気付き(抽出)、論点毎のメリハリ(選別)をつける能力。
→ 論点抽出は、前提として「主要論点が頭に入っていないと駄目」。
→ 論点は条文の文言との関係性が強いので、「何条の問題か」を意識。
→ 「こういう制度の問題かな」→「条文見てもない」→「結論の座りが悪い」→「論点化(類推適用、規範を立てる」、と言うパターンもある。
→ 結論を出すうえで「判断基準」を示さないといけない=「判例規範の問題」
・普段から「判例」を読み込み、事実の持つ意味を考える習慣づけをする。
→ 事実から論点を抽出する能力(論点抽出能力が大事)。
・「Aランクだから厚く書く」わけではない
・「規範部分を厚く論じるのか、軽く書くのか」
・「問題文の読み方」スキル
*令和以降の傾向
書くべき事柄がピンポイントで指定されているので「そもそも何を書くべきか」レベルは問題なくなった。
④事案分析能力
・「本件事案の特殊性」に気がつく能力=論文試験最大の山場。
→ 事実の「抽出」と「評価」
・「基準となる定規」は「主要判例」。判例の「事案」と「理由付け」を「丁寧に」押さえる。これができていない人が非常に多い。「王道基礎講座の強み」はここ。
⑤答案作成能力
2時間で形式・実質両面で問いに応えた答案を書き切る能力。
→ CBT対策。
*CBT対策で一番気を付けるべきこと
答案構成時間を従来よりも多く取れる受験生が出てくるのは間違いない。
「実力差」が出やすくなる可能性。
4.司法試験は、問題文が長く、公法系は資料も多い。但し、「何を書くべきか」については誘導等が強く効いており、そこで間違える危険性は低い。問題は、「事案の特殊性」に気付くこと「事実の評価」である。
→ 司法試験では知識の「正確性」に加え(予備試験はここまで)、「深さ」が要求される。この段階で自分の「深さ不足」に気付く人が多い。色々な合格者講座や情報に踊らされる人が出てくる所以である。
5.予備試験と司法試験では「要求されるスキル」が異なるので注意!
予備試験は、広く網羅的に聞いてくる傾向。「論点の抽出」に主眼がある。本試験の方は、「それらは既にできることを前提に」、「事案処理の能力」を見て来る。「本件事案の特殊性」をどう解答に反映させるか、文中の豊富な事実関係を用いて、積極的に自分の結論に関する説明ができるかどうかが問われる。公法系では条文の仕組み解釈がこれに加わる。
6.知識は重要。しかし「知識の囚われ人」になってはいけない
司法試験では、「例外」を聞かれる。但し、原則が軸足であることを忘れない。
「例外」が問題となるケースは無限にある。
= 「知識」で対抗しようとしても無駄。
「例外」を導きうる「思考力」を試されるということ。
→ 「思考力」も「事前に準備」すべきスキル
7.最後は「やる気の問題」
「受かるためなら何でもする」
→ 本当に何でもするか?
→ 口で言うのは簡単。
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【吉野講師の経歴】
明治大学法学部次席卒。
慶應義塾大学法科大学院既習コース首席合格
2008年低合格率の司法試験を突破後、伊藤塾で司法試験の受験指導を行う。
論文問題等制作に関与し、本試験問題予想を見事的中させ、合格率を上げた実績を持つ。
自らの経験に基づいた等身大のカウンセリングが人気に!
詳細はこちら▼
https://bexa.jp//lecturers/view/6
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