最高速度320km/hで感じる高速車両たちの違い フランクフルト→パリ ICEの旅【

Описание: 今ヨーロッパで最も熱い遅延と故障(物理含む)をお届けするドイツ鉄道のICEで
ドイツのフランクフルトからフランスのパリへ移動するゆっくり歌激団のICE姉妹。
今回はドイツとフランスの国境に位置する美しい街「ザールブリュッケン」からフランスへと舞台を移し、ついに最高時速320キロの超高速運転を体験します！

ICEの時速320キロの走行は、ドイツでの国内運転を目指したものの、コストの関係で実現できなかった速度です。現在ICEは、フランス国内のパリへ向かう路線でのみ、時速300キロ以上を出す超高速運転を実施しています。
もちろん、フランスの高速列車、TGVも同じ路線を時速320キロで駆け抜けます。🇩🇪🇫🇷
この機会に、揺れや車内の騒音など、両列車の比較をしてみました！

そして、320km/hの走行で皆様に身近な列車と言えば、もちろん日本の新幹線『E5系はやぶさ』ですよね？！
動画を制作するにあたり、国内最速の走りを体感してきましたので、TGVとICEに加えて、日本の新幹線の走りも交え、ゆっくり歌激団独自の独特な視点でお届けします。
(E5系のシーンにH5系の映像もかなりぶち込んでます)

比較した結果は、E5系新幹線の勝利！…と言っていいのだろうか。
とにかく新幹線はやぶさは、全力走行でも揺れがほとんどなく、客室内の騒音も驚くほど抑えられていました。一方、ヨーロッパの高速車両は風切り音が目立ち、スピード感が満載です。(ぶっちゃけうるさい…)

ではなぜ、ヨーロッパの車両はなぜ騒音が多いのでしょうか？技術的な差もあることにはあるのですけれど、それだけではありません。
一般的には規制が緩いからと言われますが、実は運転に対する規制や製造上の制約もあって、どうしても騒音が増えてしまう構造になっているのです。
例えば新幹線は、空気抵抗や騒音を抑えるため、列車の先頭部分がとても長く、複雑な造形をしています。
ところがヨーロッパでは同じ構造を実現できません、これは、技術的な差ではなく、運転方法の違いによるものだったのです。
深掘りしていくと、単純な技術の優劣ではなく、国やそこに住み、利用する人々の考え方や文化の違いが感じられました。
また、車両の各部を細かく見ていったり、乗り心地について考察していくうちに、それぞれの国によって、考え方や文化の違いがあることに思い至りました。
そこには、列車を開発する技術者、運転を担当する乗務員、そして、日常的に利用する乗客が、それぞれ要求、期待するものがあり、それらを実現するための、苦悩や妥協、そして興味深いアイデアが詰め込まれていました。
ヨーロッパの高速鉄道と新幹線が交差する秘話、お楽しみください！

本当はこの動画はクリスマスイブにアップしたいと考えていました。
ですが最後の段階でいくつも変更が生じ、(週末に仕事があったせいで)仕上げもできずに遅れてしまいました。

Instagram にてオフショットや動画に出てきた車両の詳細画像を載せています。
  / yukuri403  

0:00 ご挨拶と旅の説明
0:25 ドイツ最後の停車駅 「ザールブリュッケン」
1:14 ドイツからフランス領内へ。
2:20 フランスの「フォーバッハ」で運転停車
3:11 ドイツとフランスの線路の違い…と簡単な歴史
4:32 フランスの高速線「LGV東ヨーロッパ線」に進入。列車は時速320キロへ。
6:16 時速320キロの乗り心地
8:05 高速列車の空力特性
10:09 ICE3(BR407型)の不利で時代遅れな形状の理由
11:52 TGVの進化と車内の様子
13:12 日本の時速320km/h対応車両『E5系新幹線』
14:23 新幹線の特性(改めて言うまでもない内容ですが…)
16:17 ヨーロッパの高速列車における制約
17:46 日本、ドイツ、フランスそれぞれの高速列車の先頭形状
19:53 乗り心地の違い ドイツICE編
21:21 フランスTGVデュプレックスの乗り心地と走り
22:19 TGVの走りを実現した連接台車
23:00 ICEと新幹線の車両形態
23:50 安全性を重視したICEの設計とその理由
25:27 気がつけばパリ近郊
26:42 終点『パリ東駅』

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