【ニュースの軌跡2025】大臣失言で辞任や備蓄米放出で大行列…“コメ価格高騰”で翻弄された1年 その後どうなった…価格は5kg4000円台で高止まり 消費者のコメ離れ止まらず 来年は?
Автор: 北海道ニュースUHB
Загружено: 2025-12-26
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2025年は物価高に翻弄された1年でした。
値上げされた食料品は2万品目以上。
1年を振り返る「ニュースの軌跡2025」、その中でも注目を浴びたコメの価格についてお伝えします。
「めちゃめちゃ、うれしいです。大変でした、高くて。帰って、コメをといで食べてみます」(備蓄米を購入した人)
6月、札幌市でも随意契約による政府備蓄米の販売が始まりました。
2022年産のコメの価格は5キロ2150円。
大勢の人が詰めかけました。
「最後の1個です、うれしいです。待っていました。入院していたから、退院したら『4000円になっているよ』と言われた」(備蓄米を購入した人)
物価高に振り回された2025年。
民間の調査会社「帝国データバンク」によりますと、値上げされた食料品は2万609品目で2024年の1.6倍以上でした。
主食のコメも例外ではありません。
2024年から続いた、いわゆる「令和の米騒動」。
秋に新米が流通すると落ち着くと言われましたが、5キロ2000円台だったスーパーでの平均価格はじわじわと高騰。
3月には史上初の4000円台となり、その後も高騰しました。
そんな中、消費者の心理を逆なでしたのが。
「私もコメを買ったことがない」(江藤 拓 元農水相)
この発言で事実上の更迭となった江藤拓元農水大臣。
後任には。
「とにかくコメだと、コメ担当大臣だと」(小泉 進次郎 前農水相)
こうして行われたのが、政府備蓄米の随意契約による放出でした。
小売業者と直接契約することで5キロ2000円前後のコメが流通し、平均価格は3500円台にまで下がりました。
長く価格が上がらず苦しんでいたコメ農家は、持続可能な環境を期待しています。
2025年は農協が農家に前払いする「概算金」が2024年の1.7倍以上に引き上げられました。
「これまでは普通に作っているだけで、どんどん利益が減っていくだけだった。機械の購入などもあるので、概算金引き上げで余裕をもって次に進める」(旭川市のコメ農家 川添 宏明さん)
人々を翻弄したコメの価格。
現在はどうなっているのでしょうか。
「こちらが玄米を一時保管している倉庫です。すぐ白米にして商品にするためのコメを置いている場所」(糧とく 杉山広大さん)
北海道江別市のコメ卸売業者「糧とく」です。
農家から直接仕入れたコメを精米し、スーパーやディスカウントストアなどに販売しています。
2025年は流通に異変が起きていたといいます。
「通常コメを扱っていない会社や大手商社が農家に『最終的な取引価格の2割ぐらい高い価格で買う』と提示してきた例も。客に納める量を守らねばならず、若干高くても買わざるを得ない。そのようなことが重なり、値段がどんどん高騰していった」(杉山さん)
コメ農家に対し高値での買い取りを持ちかける「青田買い」の動きがあり、価格が高騰したといいます。
仕入れ値はどれくらい上昇したのでしょうか。
「2024年比でいうと正確な数字ではないが、仕入れ価格は3~4割ぐらい高い値段になっている」(杉山さん)
コメの争奪戦に拍車がかかり、JAなどの集荷業者と卸売業者との取引価格は2024年の1.5倍以上になりました。
11月下旬のスーパーでの平均販売価格は4335円と過去最高値を更新。
それ以降、高止まりが続いています。
「炊きあがりは変わらないでしょう? 色も白いよ。うちは千葉のコメしかない」(高田 桂子さん)
札幌市厚別区の高田勉さんと桂子さん。
半年前は早朝から並んで安い随意契約の備蓄米を購入しました。
コメ価格が再び高騰している今、年金生活の2人にとっては大きな痛手です。
「スーパーで買うコメが5000円近くなると、ちょっと異常だ」(高田勉さん)
スーパーのコメには、なかなか手が出せません。
2024年まで住んでいた千葉県の農家から、送料込みで5キロ3800円ほどのコメを取り寄せています。
「3000円台になったら北海道のコメも食べてもいいと思う。北海道に住んでいるので、北海道のものを消費するのが本当は一番いいのだろうけど」(高田桂子さん)
札幌市北区のスーパー「クーリッチ拓北店」。
現在、コメの売れ行きは鈍いと言います。
「コメの買い控えがあり、麺やパンに置き換えるなど、それぞれの家庭で工夫している感じがする。週1回でも値引きをして提供することが必要かなと思う」(クーリッチ拓北店 高西邦明さん)
こちらでは10月から毎週金曜日、コメを1割引きで販売しています。
どうにか消費を拡大し、食卓に行き渡らせようと模索しているのです。
消費者のコメに対する価値観は変わったのでしょうか。
「貴重に、大事に食べるようになった」(来店客)
「子どもに最初は少なめにして、残さないようにおかわりさせて食べさせている。高いので捨てることはできない」(来店客)
「納豆ご飯が好き」(来店客の子ども)
どんなところが好きか聞いてみると。
「全部!」(来店客の子ども)
2026年のコメの価格は、どうなるのでしょうか。
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