枕草子・春はあけぼの【古文ソング】
Автор: たまにたわむれ
Загружено: 2016-04-12
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Описание:
枕草子 春はあけぼの の段を歌にしました。
【再生スタート位置指定】
・春はあけぼの → http://bit.ly/2rIiFn7
・夏は夜 → http://bit.ly/2q9qxwK
・秋は夕暮れ → http://bit.ly/2q9A32O
・冬はつとめて → http://bit.ly/2qMzRtz
【裏メニュー】
・一応カラオケ配信中 → http://bit.ly/2pRJ18X
歌曲の構成は基本的にAメロ→Bメロ→サビ(JPOP)。
原文の自在闊達な精神と季節の移り変わりとを意識し、技巧的にミックスを仕上げました。
合奏の各音がしっかり聴こえるミックスとスピーカを選ばない高い音圧とを実現できたと思います。
修正余地はあると思いますが
「何を表現しようとした歌曲か、どういう歌なのか」という点に意識をおいて愉しんでいただけると幸いです。
[(行間の意訳を多く含む)現代語訳 ]
春といえば花の季節であり、とかく桜の花を思うものですが
あえて私は「春はあけぼの」であるとお伝えします。
春の夜明けの柔らかな光が、少しずつ雲と山とを染めてゆく様子を想ってみてください。
思えば春の花々や新緑が美しいのも、この新しい太陽の霊性が私たちの世界を彩るからではないでしょうか。
春とは、新しい予感のする始まりの時、なのです。
夏といえば皆さんは何を思われますか。
日に灼けた白い砂浜、海水浴、スイカの実も素晴らしいですね。
しかし私はあえて「夏は夜」であると言います。
なぜなら、夏の夜はロマンチックだから、です。
月の夜、闇の夜、清流のせせらぎ、蛍が出会い、通いあって恋をするでしょう。
それはほのかな恋かもしれないし、情熱的な雨のような激しい恋かもしれない。
素敵なことだと思いませんか。
秋の夕暮れの光が山々の紅葉を照らし、
澄んだ高い空に、太陽の霊性を最も強く感じられるその時間には
目に映るすべてのものが美しく愛しく見えるでしょう。
夕焼け空にカラスの子らが帰ってゆきます。雁の群れが渡ってゆきます。
すっかり暗くなる頃には風の伴奏に乗せて虫達も命の営みを賛美します。
ですから私は「秋は夕暮れ」と言うのです。
冬の朝早くに雪が降り積もっているのをみつけて、真っ白な世界にはっとしたことはありますか。
透明な白い氷の結晶に出会い、あなたは何を思いましたか。
素敵ですね。ただ、寒いものですから大急ぎで暖をとる支度をします。
黒い炭の結晶がパチパチと赤く輝いて、宮仕えの女房達が廊下を駆けてゆく音が聞こえてくるようです。
私は今も、宮中にお仕えしていたあの頃を懐かしく思いながら、これを書いているのです。
私はどちらかといえば、ぬるくゆるいものより、冬の朝のようにピリッとした心地よい緊張感が好きなんです。
なお、私が「四季」に、あけぼの、夜、夕暮れ、早朝という一日の時間帯をあてたのは
春夏秋冬を通して大きな時のダイナミズムの対比を描くためだけではなく、
いただいた紙に殿方が「史記」を書写されていたのを、私なりにパロディしたことも一因です。
*** *** ***
[原文]
春はあけぼの
やうやう白くなりゆく山際 少しあかりて
紫だちたる雲の細くたなびきたる
夏は夜
月の頃はさらなり
闇もなほ 蛍のおほく飛びちがひたる
また ただ一つ二つなど ほのかにうち光りて行くもをかし
雨など降るもをかし
秋は夕暮れ
夕日のさして山の端いと近うなりたるに
烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ
二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり
まいて 雁などのつらねたるが いと小さく見ゆるは いとをかし
日入り果てて 風の音 虫の音など はた言ふべきにあらず
冬はつとめて
雪の降りたるは言ふべきにもあらず
霜のいと白きも またさらでもいと寒きに
火など急ぎおこして 炭持てわたるも いとつきづきし
昼になりて ぬるくゆるびもていけば
火桶の火も 白い灰がちになりてわろし
文:清少納言(清原元輔の娘)
*** *** ***
[(黙示的な趣意を多く含む)単語の意味]
・あけぼの: 夜明け、break of day、daybreak
・やうやう: だんだん、徐々に、gradually、slowly
・をかし: (風情があって)素敵、interesting
・あはれ: (あっぱれの語源)、感動する、素晴らしい、wonderful
・いとをかし: とても素敵、very interesting、fantastic
・言ふべきにあらず: 言うまでもない(秋の風の音や虫の音が素晴らしいのは「言うまでもない」との文意)、It is needless to say, Don't mention it, (Keep quiet and we can hear what they say)
・つとめて: 早朝、early morning、early in the morning
・つきづきし: 似つかわしい、suitable、 (Winter morning reminds me of "hioke".)
・火桶: 木製の火鉢(暖房器具)、a heater made of wood, wooden box stove, heating device, heating appliance
・わろし: 悪い、bad、(I think that it is not good, I don't like that.)
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【授業で使ってよい。使いたければ】
今のところ、講師様の立場でも、生徒様の立場でも、その他の立場でも、授業でこの歌曲を用いていただけることは歓迎します。自由に上演されてください。また、あなたと周囲の皆様の利益になるように自由に歌唱し又は演奏してお役立ていただけるとしたら光栄です。
ただ、著作物の管理権が将来に他の方に移転する可能性が全くないわけではありませんので、現時点における私のした使用許諾等が必ずしも永続し、あるいは私が皆様に対する目的物の使用許諾を永続させる義務を負うといった意図はありません。権利移転があった場合にその時点以後に教室運営等の立場で著作物を利用する場合等には、その時点における著作物管理権者等の許諾に基づいた利用という形になります。
もっとも、「著作権者の利益を不当に害しない態様(著作権法38条)でする、営利を目的としない上演等(同法38条)」については妨げられる理由はありません。ですので、なんにしても少なくとも生徒様の立場でする詠唱ないし歌唱等が妨げられることはないと思いますが、このあたり他の著作物についても共通の一寸した重要ルールがあります。「本来、授業での著作物利用は決して完全無制約というわけではない」「複製は 予算つけてね 文科相」という点には一応ご留意ねがいます。…清少納言様の名作にすさまじき態様の便乗太郎が何言ってんだ感も無きにしも非ずですが、願わくば、これらの記述がこれからクリエイターになろうとされている方や今活動されているクリエイターの皆様の利益となりますように。
長々述べておりますが、とにかく「今のところ、授業で自由にこの歌曲を用いていただいて大丈夫です。むしろ大歓迎。」
臆することなく歌ひ給へ(はぁと) 以上
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