吉川英治作　梅颸の杖　【朗読】白檀

Описание: 梅颸の杖
吉川英治


幕末にベストセラーとなった歴史書
『日本外史』の著者 頼山陽(らいさんよう)。
彼の成功の蔭にあった偉大な母 梅颸(ばいし)と
彼の人生の軌跡を描く。


♦︎頼山陽プロフィール♦︎
名は襄(のぼる)、幼名 久太郎。
父は儒学者の頼春水、母は歌人の頼梅颸。
母から彼は襄(じょう)と呼ばれ愛された。

才能に対する周囲の嫉妬や悪口に心折れそうに
なりながらも、己の弱さと葛藤しつつ自らを律し、
幕末から明治にかけて最も多く読まれた
『日本外史』の制作に心血を注いだ。


♦︎文中の用語♦︎
山紫水明処（水西荘）
・・・彼が愛した京都の書斎。

山陽は、芸州(広島)に居た頃の師、
茶山の塾の壁に「山凡、水愚、先生鈍」
の出奔遺書を残して京都へ経ったという、
やんちゃな一面があった。その後、
“山陽外史頼襄(らいじょう)”の名を
文壇に広めた。


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