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【音楽業界の裏側教えます】メジャーデビューしても月収6万円?/ライブハウスのチケットノルマは無くなった?

Автор: バンドマンしか知らないセカイ / 平井拓郎

Загружено: 2025-02-24

Просмотров: 6893

Описание: バンドをやってきて良かったことの一つに「金銭交渉を自ら行う」というものがある。

20代のときは「お金の話」は気まずかったし、話題にすること自体がストレスだった。しかしヒヨっていると後から提示されていない金額を後から請求されてしまうこともあった。散々だった。

よくバンドが被害に遭うのが
・レコーディング
・MV撮影
・ライブのノルマ
・後出し機材費

逆に加害側に回るのが
・グッズデザイン
・写真関係
などだ。

レコーディングなどは「10万で」と言ったらここにミックス代が含まれていなかったり、ハコ代が含まれていなかったりというケースが多かった。

「あくまで10万はそのエンジニア代だけのつもりでした」なんてロジックだ。

被害・加害と書いたが、そもそも最初からちゃんと金額の確認を都度行っていればこんなことにはならない。「実際ぜんぶでおいくら?言われてない金は俺絶対払わないよ」と伝えておけばいいのだ。

じゃあなぜそれができないのか。

音楽業界あるあるだが、「次のアルバムも一緒にやりたいです!」とか「次回作、撮らせてよ!」とか「次もやろうよ!」なんていう言葉が多いのだ。

なんというか……「ビジネス上の取引」ではなく、【親戚の兄ちゃんが駅まで送ってくれる】ぐらいのテンションで十数万円、時に数十万円の仕事が受発注されてしまう。

けっこうビビる。

お金の話から入るのが嫌なひともいるだろう。ていうか好きなひとなんていない。

しかしそのアバウトさで仕事を進めると、金銭の話題が後半に出てくることが多い。ひどいものになると、レコーディングが始まってから、撮影が始まってから、お金の話になることまである。終わるまでお金の話題が出ないこともある。もちろん出していないこちらも悪い。

事務所が取ってきた案件で、後から僕が払う話になっていたことまである。

「え!?これ俺が金出すの?」と聞くと「いや、たぶん…まぁ」と歯切れの悪い返事が返ってくる。「たぶんなら嫌っすよ。俺の金減るんで」という気持ちになる。僕のハートが弱かったので言えなかった。

反対にグッズ関連や写真関連に関しては、我々バンドたちの無法っぷりがすごい。

「グッズは作ったが、製作費の支払いはツアー後に」というリードタイムの支払い方法があるのだ。もちろん落とし穴だらけだ。

実際にあった話だと、「ツアーで売れなかったから払えない」や「解散しちゃったからそのまま売り掛け飛ぶ」などと歌舞伎町のホストも真っ青なエピソードがある。
バンドは赤字のまま解散すると、ぐちゃぐちゃになって未精算になることはかなり多い。そのしわ寄せの損失金は関係会社にまで及ぶ。

知り合いのグッズ会社は売り掛けが2000万円以上ある。飛ばれ倒してると言っていた。かわいそすぎる。

もちろんほとんどのバンドや会社はクリーンにやっていると思う。しかし一般のto Bビジネスの感覚と比較して、かなりリーガルの力が弱い。法治国家であることを忘れた夜が幾度もある。『慣習』という魔物に法律が蹂躙され、未払いというカタチで略奪が繰り返されている?

僕はメジャーデビューしたときも契約書などいっさい書いていないし、そもそも用意されている様子がなかった。「全部うそでしたー!」と言って飛ばれても後の祭りになるシチュエーションだった。

だけどおかげでこういった「ウヤムヤ金銭」が嫌になった。嫌になれた。何か始めるときはお金の話を最初にするようになった。これが本当に良かった。

安いと思ったら「何でこんな安くできるんすか?」と聞くし、高いと思ったら「アイミツ取っていいすか?」聞くようになった。
※相見積もり。同等のサービスの他社と金額を比べること。ボッているひとからは嫌がられる。

こういう喋り方をしていくうちに「ちゃんとお金の話をするひと」の見分けがつくようになった。
お金の話をしてフィルタリングすることで「目を逸らすひと」「不機嫌になるひと」「明確に答えられないひと」が浮き彫りになるのだ。
これら略奪系のひとの中でも一番ヤバイのが「お前はいくらなんだ?」と聞いているのに「相場」や「普通これぐらい」とか「常識的に」などと回答してくる人物だ。

この手のひとは仕事のクオリティもメチャクチャ低かったり、納期も守れないことが多い。
「あなた」に聞いているのに「世間」や「常識」が主語になるひとには要注意である。

ひとに給料を払ったりするような日々を送ることになったが、あの頃の経験がやはり紐付いている。「なぜこの金額にしているか」ということを感情を含ませずに目を逸らさずに、「俺は」という主語で喋ることができるようになった。

バンドは役者や芸人、漫画家とかよりもお金に直接触れる機会が多い。

20代で金銭交渉をやらなきゃいけない仕事なんて滅多にない。

お金に対してヒヨらない人間になるには触れるのが一番早い。バンドをやるなら、やっているなら、関わるなら「とにかく早めに金の話」がオススメである。

していれば必ずできるようになる。するかしないかだけだ。お金の話は。

目次
0:00 オープニング
0:23 平井拓郎の経歴
3:19 ライブハウスとお金の話
8:13 ライブハウスの出演方法
12:08 バンドマンのやりがい搾取
15:01 エンディング

<平井 拓郎/ひらい たくろう>
ロックバンドjuJoe(ex.QOOLAND)でVo,Gtを務める。
株式会社ヒライ企画 代表取締役社長

経歴
ROCK IN JAPAN Fes 2013,2014,2016出演
COUNT DOWN JAPAN fes 2014出演
ユニバーサルミュージックからメジャーデビュー2016
小説「さよなら、バンドアパート」発売2021
劇場版「さよなら、バンドアパート」映画化2022

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#ライブハウス #インディーズ #音楽業界

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