第1052回「鉄舟と泥舟の功績」2023/11/24【毎日の管長日記と呼吸瞑想】| 臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師
Автор: 【公式】臨済宗大本山 円覚寺
Загружено: 2023-11-23
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■管長日記「鉄舟と泥舟の功績」
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最後に一日のはじまりを整える、呼吸瞑想がございます。
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先日、臨済宗の建長寺派、向嶽寺派、方広寺派と円覚寺派の四つの派の合同で行われる住職研修会がありました。
なかなか、所用が多くてふだん参加ができないのですが、昨年はどうにか、方広寺で行われた研修会に参加して、安永祖堂老師のお話を拝聴することができました。
今年は、建長寺様が当番なので、建長寺で行われました。
どうにか予定を入れることができたので、参加して来ました。
第一講は、建長寺僧堂師家の酒井泰玄老師の提唱であります。
大覚禅師語録を読んで下さいました。
第二講が、東洋大学教授の岩下哲典先生の「白隠禅師と山岡鉄舟・高橋泥舟の関係について」という題の講演でありました。
岩下先生にはお目にかかったこともあり、是非とも拝聴したいと思ったのでした。
第一講の御提唱は、実に有り難いものでした。
老師の提唱というのは、そのお姿、たたずまい、お声、一言一句、奥深く味わいのあるものです。
老師は講座台に上って座を組んで正式に提唱くださいました。
聴講する方も元来は、座を組んで拝聴するのですが、今回は、イス席になっていました。
イスに坐るのは難しいのですが、このところイス坐禅に力を入れていますので、坐禅するのと同じように坐ることができました。
岩下先生のご講義は、場所を移してイスと机で拝聴することができました。
今年の八月に、岩下先生は、『山岡鉄舟・高橋泥舟 もとのすがたはかわらざりけり』という本をミネルヴァ書房から出版されたところです。
有り難いことに、この度は建長寺様から、参加者にこの本を下さったのでした。
この本に基づきながら、分りやすく講義してくださいました。
鉄舟のお父様は小野高福(たかとみ)、六百石とりの旗本でありました。
鉄舟が十歳の頃に飛騨国高山陣屋の郡代として赴任しました。
鉄舟は十歳から十七歳までを高山で過ごしました。
ところが、十六歳で母を、十七歳で父を亡くしたのであります。
山岡となるには、いきさつがあります。
鉄舟は十九歳の頃から山岡静山の門に入って槍術をならっていました。
山岡静山は槍の名手だったのです。
この静山は、平生、二尺足らずの木刀を帯びていたそうなのですが、その木刀の片方には、
『人の短を道う無れ、己の長を説く無れ』と記し、
裏の片方には、『人に施して慎んで念とする勿れ。施を受けて慎んで忘る勿れ』と刻んであったといいます。
それほど誠実な方だったのだと察せられます。
静山は、水泳の師匠が命を狙われていると知って、病をおして隅田川に入り、心臓麻痺で亡くなったとも言われています、
静山の弟は既に高橋家に入って、高橋泥舟となっていました。
そして鉄舟は泥舟の妹英子と結婚して山岡家に養子に入ったのでした。
鉄舟二十歳のときです。
鉄舟の人となりを知る逸話が『最後のサムライ 山岡鉄舟』にございます。
「師を失った鐵舟はいよいよ敬慕の念を抑えることができず、毎夜課業を終えるとひそかに亡師の墓参りをした。
ところが寺僧がこれを妖怪だと思い、静山の実弟で高橋家を継いでいた高橋泥舟にその旨を告げたので、泥舟はその正体を見届けてやろうと、ある晩時間を見計らって物陰で様子を窺っていた。
すると、一天にわかに掻き曇り、電光が閃き、雷鳴は地を震わし、夕立模様となった。
まさにその時、いずこより誰かが一人駆けて来る。その者は静山の墓前に一礼すると、すぐさま羽織を脱いで墓にかぶせ、身体を寄せると、「先生、ご安心なさいませ。 鐵太郎が側にいます」と言う。
その語気、まさに生きている静山に対するかのようである。」
という話であります。
そんな誠実そのもののご性格だったのだと分ります。
今回岩下先生のご講義で、特に強調してくださったのは、江戸城無血開城の功績についてです。
今は『広辞苑』で調べても、
「江戸城明渡し」として出ていて、
「鳥羽伏見の戦い後、新政府軍は江戸城に迫ったが、勝海舟と西郷隆盛の会談の結果、慶応4年(1868)4月11日徳川氏が無抵抗で開城したこと」と書かれていて、鉄舟の名前は出て来ません。
また西郷隆盛と勝海舟が会見する絵が有名になっています。
あの有名な絵は、昭和十年になって結城素明(そめい)が描いたものです。
岩下先生の『山岡鉄舟・高橋泥舟 もとのすがたはかわらざりけり』には次のように書かれています。
一部を引用させてもらいます。
「三舟の中では、実は海舟が最初に慶喜から駿府派遣を任命されたが、海舟は「千両箱」だからと、すぐに泥舟と交代となった。
ところが慶喜が心変わりして、最終的に泥舟義弟鉄舟が任命されて、鉄舟が艱難辛苦の末、慶応四年(一八六八) 三月九日、駿府の大総督府に到達した。
参謀西郷と交渉の上、初めて大総督府側から徳川家処分条件が鉄舟に提示された。
鉄舟はその大部分を決めて、改めて江戸で、三月一三日と一四日に、鉄舟・海舟と西郷の三者の江戸会談が開かれた。
ここでは、駿府会談での決定事項の追認と最終的な慶喜謹慎先を水戸に決定した。これが江戸会談の実態なのだ。
人によっては駿府会談が重要で、江戸は会談ではなく江戸談判と呼ぶ人もいる(水野靖夫『定説の検証「江戸無血開城」の真実』)。
かくして、四月一一日のいわゆる「江戸無血開城」になったものと考えられている。
つまり、よく知られている聖徳記念絵画館の歴史画「江戸開城談判」にあるように、西郷と海舟の二人だけで決めたものでは全くなく、その前に駿府会談で西郷と対峙した鉄舟の抜群の功労があったこと、そうした功労者鉄舟のキャスティングは義兄泥舟だったということである。」
というのです。
更に今回のご講演では、鉄舟が英子夫人に当てた手紙に、四月十一日慶喜公が江戸出立前夜に、慶喜公自ら来国俊の短刀を授かり、「鉄舟、お前が一番槍だ」という言葉をいただいたと書かれていることを紹介してくださいました。
この手紙を「一番槍書簡」というそうです。
本当に命がけで臨んだのが駿府での会見でした。
その功あってこそ、江戸城の無血開城が実現したのです。
鉄舟はその後明治天皇の侍従にもなりました。
泥舟は野にあって残りの一生を過ごしました。
慶喜公に恭順をすすめたので、自分だけが世に出ることを潔しとしなかったのだと言われます。
この高橋泥舟が明治十六年正受庵を訪ねてその什宝を見出して、荒廃していた正受庵を鉄舟の力も借りて再興するべく尽力されたのでした。
明治十七年には鉄舟が力を尽くして臨済宗の各管長にも呼びかけ、明治天皇から白隠禅師に「正宗国師」という国師号を下賜されるようになされたのでした。
鉄舟と泥舟の功績は大きいのであります。
横田南嶺
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