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震災で亡くなった友人との約束 あの日の児童が命を守れる教師に「大切な人たちと笑いあえる未来」を目指し (26/03/11

Автор: 仙台放送ニュースチャンネル

Загружено: 2026-03-11

Просмотров: 575

Описание: 東日本大震災で亡くなった友人との約束を果たし、あの日の小学1年生が、先生になります。

震災当時門脇小1年生 高橋輝良々さん
「久しぶりだね。元気にしていましたか。会えなくなってから15年が過ぎようとしています。15年は長くもあり短くもあり、私にとって門小で過ごした思い出の日々を忘れたくなくて必死の時間でした」

宮城教育大学4年生の高橋輝良々さん、22歳。震災発生当時、石巻市立門脇小1年生でした。15年前、震災で亡くなった友人に、毎年、手紙を書いています。

海からおよそ800メートルの位置にある門脇小学校。津波が住宅や車などを巻き込みながら押し寄せ、火災も発生。南浜・門脇地区では500人以上が犠牲となりました。

児童が避難したのは校舎の裏側にある日和山です。

震災当時門脇小1年生 高橋輝良々さん
「いったんここで点呼を先生方が取ってくださったんですけれども…」

15年前の日和山。ブルーシートの下にいるのは、高橋さんなど、門脇小にいた児童。先生たちの指示で避難し、無事でした。一方で、すでに下校するなどしていた高橋さんの友人など、児童7人が亡くなりました。

震災当時門脇小1年生 高橋輝良々さん
「勉強できるし、足速いし本当に憧れの詰まった友達で自分もそうなりたいなというのがたくさんつまったそんな優しい子だったな」

高橋さんは震災前、友人と語り合った夢がありました。

震災当時門脇小1年生 高橋輝良々さん
「私が小学生の先生になりたいってお話をしたら、彼女も『あ、私もなりたいと思っていたよ』って言ってくれて、一緒にやろうって言ってくれました」

2月、高橋さんは、宇都宮市で大学生などが主体となって開いた防災イベントに招かれました。
集まったのは、中高生など合わせて70人。語り部では必ず、亡くなった友人との思い出を話します。

震災当時門脇小1年生 高橋輝良々さん
「この思い出を誰かに話すことによって、今度はその人の命を守れる、その人のなかで彼女が生き続けるんだな。そうだったらうれしいなそう思って今も皆さんに彼女のお話をすることができています」

友人のことも、先生になる夢を約束したことも、誰にも話す気はありませんでした。
転機となったのは、4年前。12年ぶりに訪れた門脇小でクレヨンの写真が目に留まりました。

震災当時門脇小1年生 高橋輝良々さん
「名前シールが貼ってあって、その亡くなった友人のものであることが分かって、初めて見た時は初めて遺構に来て泣いた」

心のどこかで、正面から向き合えずにいた「友人の死」が、確かな現実なのだと突き付けられたといいます。
胸に秘めていた友人との約束を初めて、他人に打ち明けたい思いに駆られました。

鈴木洋子さん
「校長室の前に洋洋文庫があったの覚えている?」
高橋輝良々さん
「洋々文庫?」

震災当時、門脇小の校長だった鈴木洋子さんに話しました。

震災当時門脇小校長 鈴木洋子さん
「こういう風にして我が家に持って来たんです」

友人と過ごした思い出を証明できるものとして大切にしてきた、カードと鉛筆。

震災当時門脇小1年生 高橋輝良々さん
「自分でもどう言葉にしていいか分からないけれど、これがあることで先生が受け止めてくれる思いとか言葉があって、一緒に持っていきましたね。連れて行く、みたいな気持ちで」

鈴木さんは、友人への思いを語ることは間違いではないと、背中を押しました。

震災当時門脇小校長 鈴木洋子さん
「(教師になり)震災を語る上で、きららさんだけの教材になるように。だから絶対にこのことを伝えてねっていう風に、それは強く語りました」

高橋さんは15年前を鈴木校長などと振り返っていくなかで、門脇小の避難が、地域の人たちの避難につながった面があると考えています。

震災当時門脇小1年生 高橋輝良々さん
「当時の門脇小学校の校長先生は、これを避難の連鎖と呼んでいます。後から地域の方に『門脇小学校に避難しようと思ったんだけれど、子供たちが山に逃げていると聞いて私も避難したんだ』と、子供たちの姿があることで、それが地域の方の命を守ることにつながる。私は次の災害があった時、自分だけが生き残るのは絶対に嫌なんです。自分が大切な人たちも一緒に生きて、生きてたね良かったって笑い合える、そんな未来じゃなきゃすごく嫌だなって思っています。」

参加者
「防災は大切な人を想うことから始まる、って言うのは、すごく良い言葉だなと思って」

夢をかなえた高橋さんは、4月、宮城県内の小学校で、教壇に立ちます。
友人への思いを胸に…避難の連鎖を、次の世代へとつないでいきます。

震災当時門脇小1年 高橋輝良々さん
「防災も、大切にし合ったり思い合うことで生まれていくのかと思うので、命を大切にするとか、日常を大切にするという部分を説得力のある言葉で伝えられるような先生になりたいと思います」

3月11日当日、高橋さんは、門脇小学校で語り部を行いました。

震災当時門脇小1年 高橋輝良々さん
「きょうももうすぐ14時46分がやってきて、たくさんの方が大切な人たちに、大切な場所に祈りを捧げる時間がやってきます。この先語りつないでいく、命の犠牲と共に残された教訓を必ず次は生かせるように、生きたいって思った命が必ず助かるように、今できることを一緒に考えてほしいです」

4月に迎える、教師としての春。大学2年生から2年半ほど取り組んできた語り部は、ここで区切りです。

男性の質問(26歳・震災当時小5)
「大人は自分たちで行動できたりすると思うが、子供たちにどういう声がけをしていったり行動をしたらいいか」
震災当時門脇小1年 高橋輝良々さん
「大丈夫だよ、守るからねって自信を持って言えるような、そういう言葉を伝えられるような人間になりたい。語り部をしてきた経験を生かして、子供たちにお話するそのなかで「こんなことやってみたい」それを保護者や地域の人も巻き込んで、大きな活動として取り組めたらいい」

15年前、児童として守られた高橋さんが、命を守れる教師になろうとしています。

高橋さんの手紙
「私に頑張ることのできる理由や素敵な人たちとの出会いをくれて本当にありがとう。ずっとずっと友達でいようね。また来年、こどもたちとの楽しい話を伝えられるように小学校の先生頑張ります。来年もまたお手紙を書くことを楽しみにしています。読んでくれてありがとう。きららより」

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震災で亡くなった友人との約束 あの日の児童が命を守れる教師に「大切な人たちと笑いあえる未来」を目指し (26/03/11

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