ドライバー守る「防雪柵」世界へ 国内トップシェア北海道・小樽の理研興業 2026年1月28日のLBSで放送
Автор: TVh北海道ニュース
Загружено: 2026-01-27
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吹雪で視界不良となるホワイトアウト。冬の北海道で発生し、重大な事故につながることも…
そんなとき、ドライバーを守るのが「防雪柵」。吹き付ける雪を上へ飛ばし、道路への直撃を防ぎます。こうした防雪柵は日本生まれで、世界でも珍しいといいます。
その国内シェアでおよそ6割を占めるのが、理研興業。近年は海外への進出が相次ぎ、中央アジアのキルギスで吹雪による事故が相次いでいた山岳地帯の幹線道路6.5キロに柵を設置しました。
地域や地形によって気象条件が大きく異なる中…あらゆる場所への進出を可能にするのがこの設備。業界では理研興業だけが持つという風洞実験室です。
風の強さを気象データをもとに調整、地域ごとに発生する可能性がある激しい吹雪を再現します。
理研興業・柴尾社長「(海外では)50メーターという風速が吹く地域がありまして、日本のこの北海道と比べても、環境が厳しい地域が多い。事前にこのようなモデルを作って再現することによって、よりリアルな効果を提案することが可能」
また、柵の性能自体にも強みがあります。それは雪を吹き飛ばす「高さ」。その仕組みはこう。
ただの柵だと吹雪は渦を巻いて道路側に戻ってきてしまいます。そこで柵の上部に穴をあけ風を通し、柵の7倍の高さまで雪を吹き飛ばすのです。
柴尾社長は70年続く会社の3代目。常に客の「困りごと」からニーズを発掘してきました。
「困り事自体は結構実は多くて、道路の維持管理する業者であったり発注者であったり、何か困ってることありませんかっていうことをお聞きしながら製品化する」
そうした姿勢で開発するうち…防雪柵の種類は150を越えました。中には、雪のある時期だけ出てくる「電動タイプ」まで。
海外展開も、同じスタンスです。森林火災が深刻なモンゴル向けには、火災の原因である枯れ木を活用した防雪柵を開発。塗装作業を現地の人に任せ、雇用にも貢献する計画です。
さらに2025年12月には、カザフスタンの国営鉄道や高速道路の会社などと柵の建設に向けた覚書を締結。吹雪による列車の脱線や車の事故が深刻な中、技術が現地でも役立つと考えました。
スレヴィン大濵華記者の目「理研興業は北海道で培ったノウハウに加え、現地の課題や気候条件に合わせて製品を開発する技術力が海外で評価を受けている。中国やヨーロッパと陸続きの中央アジアで生産拠点を整えられれば、販売網をさらに広げる足掛かりになる」
温暖化による降雪量の減少で今後、国内の防雪柵需要は低迷する見込み。
今後は海外に製造拠点を設けて防雪柵を普及させ、2030年度に海外事業の売上高1億円を目指します。
柴尾社長「海外の需要は日本とは比べ物にならない。数百キロに及んで困っている地域、道路が数多くある。それらを日本の技術で解決させたいなと思っています」
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