中央構造線と神社の神秘:古代信仰と地質学の交差点
Автор: むらくも歴史チャンネル
Загружено: 2024-08-29
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日本列島は、東西にほぼまっすぐに「中央構造線」が走っています
日本列島の地質を太平洋側と日本海側に二分する断層で、フォッサマグナ、糸魚川静岡構造線と並んで、日本列島において最も重要な地形です。
中央構造線もフォッサマグナもナウマンが発見しています。
ナウマンゾウで有名ですね。
■ナウマン
エドムント・ナウマンは1854年9月にドイツのマイセンに生まれました。
ミュンヘン大学で博士号を得て地質調査事業に従事していたとき、日本に行って地質学の教授にならないかという話を持ちかけられます。
1876年に東京開成学校の教授になりました、つまりドイツのお雇い外国人です。
1877年ナウマン22歳のとき、東京大学が創設されると地質と採鉱冶金学科の教授に就任しました。
あるとき、ナウマンは地質調査旅行に出かけます。
碓氷峠を越えて中山道をとおり、浅間山へ登っています。
その後、野辺山から獅子岩をとおり平沢という集落に滞在します。
そこで目にしたのは、二千メートル級の南アルプスの山並みが壁のようにそびえ立っている光景でした。
それを見たナウマンは、なぜこのように高い山が急にそびえ立っているのか、なぜこのような大きな構造ができるのだろうと疑問に思いました。
この地形に興味を示したナウマンは、この地域を何度も訪れています。
これはフォッサマグナの発見につながりますが、中央構造線もナウマンが名づけています。
■中央構造線
中央構造線は九州の八代から、徳島、伊勢をへて諏訪の南を通り、群馬県の下仁田、埼玉県の寄居付近でも確認された、連続し て陸地を千キロメートル以上追跡できる大断層です。
中央構造線とフォッサマグナ、糸魚川静岡構造線とは全く別ものです。
ナウマンは、本州中部の新潟県から静岡県を結ぶ大きな陥没地帯を見つけ、フォッ サ・マグナと名付けました。
フォッサマグナは、本州をまん中で真っ二つに切り離しています。
糸魚川静岡構造線はフォッサマグナの西縁の断層です。
糸魚川静岡構造線は中央構造線よりずっと後にできた断層で、中央構造線を横切っています。
それに対し、中央構造線は日本列島の創生期に形成された断層です。
中央構造線が約1億年前に原型が形成されたのに対し、フォッサマグナは約1500万年前とかなりの開きがあります。
■中央構造線に建つ神社
中央構造線上に神社がたくさん建っていることは以前から言われていました。
【目次】
00:00 スタート
02:03 中央構造線
04:39 中央構造線に建つ神社
08:19 伊吹山とたたら製鉄
09:27 水銀・鉱山で結びつく空海と修験道
10:43 石鎚神社
12:44 法隆寺再建論
12:23 丹生都比売神社
13:54 まとめ
日本古代史の謎を紐解き、すこしでも本来の日本建国の姿を再現できればと思い、ご紹介させていただきました
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・Wikipedia
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・YouTube オーディオライブラリ
・VOICEPEAK
【参考書籍】
・『日本書紀上下』宇治谷孟 著 講談社学術文庫
・『古事記上中下』次田真幸 著 講談社学術文庫
・『現代語 古事記』竹田恒泰 学研
・『地質の本』藤原治 斎藤真 著 日刊工業新聞社
・『フォッサマグナ』藤岡換太郎 著 ブルーバックス
・『日本の地質構造』日本地質学会 著 朝倉書店
・『修験道がつくった日本の闇』関裕二 著 ポプラ社
・『弘法大師 空海 読本』本田不二雄 著 原書房
・『空海はいかにして空海となったか』武内孝善 著 角川選書
・『空海「三教指帰」』加藤純隆・加藤精一訳 角川ソフィア文庫
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