関ケ原・美濃不破関跡・湖北 20241126
Автор: 林敏夫
Загружено: 2024-12-05
Просмотров: 55
Описание:
【関ケ原・美濃不破関跡・湖北】
ゲストハウスの外観をよく見ていなかったので、それを見てから、雨が降り出す予報が出ている中、関ケ原に向かった。カーナビの精度が高くないため、資料館と間違えて最初に到着したのが関ケ原ウォーランドだった。テーマパークのようだが、人気もなく、受付の窓口も閉まっていたため、そこには入らずに、目の前にある池を見に行った。池寺池という名前で、織田信長の焼き討ちに遭った寺が池に沈んだことで命名されたとのことである。竜神を祀った祠の近くの池端には、ススキが群生しており、秋の風に寂しげに靡いていた。
関ケ原の戦いを知るためには、岐阜関ケ原古戦場記念館を訪れなければならなかった。雨が降り出し、風も強くなってきたので、館内で過ごすにはちょうどよいタイミングである。展示替えで一部を見ることができなかったが、映像を駆使した体験型の施設には興味深いものがあった。刀や槍や鉄砲などを実際に持ち上げてその重さを体感できるのもありがたい。5階は展望室になっており、映像で学んだ知識をもとに、ここで合戦の場を確かめてから現地に赴くことができた。記念館は徳川家康最後陣地に建てられていたのである。
対する石田三成の陣地は笹尾山にあり、風雨の強まる中、山に登った。合戦に加わった大名の各陣跡には幟が立てられていて、遠くからでもそれとわかる。笹尾山からの眺望は抜群で、関ケ原全体を見渡すことができる。そして、その麓が西軍が総崩れとなった決戦地であった。吹きすさぶ強風に、兵どもが夢のあとを思った。
関ケ原の「関」は、美濃不破関のことであった。不破関と言えば、壬申の乱にまで時代を遡ることになり、関東と関西の境界もこの地になる。記念館で食した昼の蕎麦が関東風の味付けであったのを思い出したが、確かに合戦の場はこの関の東側になる。不破関跡には不破関資料館が建てられているほか、不破関守の屋敷跡を庭園風に整備し、いくつかの碑が立っているばかりである。先ほどの合戦の場から来ると、心なしか上古の古道を思わせるような景観が眼前に広がっているのが印象的であった。
関ケ原で予想以上に時間をとったため、渡岸寺観音堂に着いたのは3時半を回っていた。この国宝十一面観世音はかねてからぜひとも拝してみたいと念じていた。道中、たまたまフォーレの『レクイエム』を聴いていたが、ちょうど「ピエ・イェズ」のところで渡岸寺に着いた。雨のそぼ降る境内にはまったく人気がなく、ひっそりと静まり返っていたが、ふと参道の右手に「御尊像埋伏之地」という碑を見つけた。何と織田信長の焼き討ちから仏像を守るために、この場所に埋めて難を逃れたとのことである。そこまで大切に守られてきた国宝である。収蔵庫の観音像は、ガラスケースに納められることなく、剥き出しで360度から拝することができるのが嬉しい。流れるような体躯の線と、見る角度によって緊張感と優しさ、和風と異国風のバランスが異なってくるような表情は、沈潜する奥深い情感を湛えていた。
係員の説明を熱心に聞いている50代の夫婦がいた。香港出身で、現在、日本でSNSの会社を経営しているとのことである。白洲正子の翻訳本を読んで、わざわざここを訪れたそうだ。その博学ぶりには係員も驚いていたが、同じような動機でここに足を運んだ者としては、観音と「ピエ・イェズ」の引き合わせた不思議な縁を感じた。雨が激しくなってきたので、高月駅まで車で彼らを送った。
その足で鶏足寺へ向かったが、5時近くになってしまい、周囲の石器時代遺跡、古橋製鉄遺跡、伊香具坂神社を歩いて回ることしかできなかった。観音堂の案内があったので、その方向にしたがって行くと、小さな堂がぽつんと残されているだけであった。暗がりで内部は見えなかったが、写真を撮っても何も写っていなかった。それでも、夕闇の迫る晩秋の紅葉の美しさには忘れがたいものがあった。
ここまで来れば、琵琶湖最北端までそれほど遠くはないだろうと思い、菅浦へ向かったが、日はとっぷりと暮れ、家並みはおろか、琵琶湖の景色もまったく見えなかった。須賀神社の鳥居だけが、薄暗い外灯にぼうと照らされてそれとわかるぐらいであった。
彦根には7時もだいぶ過ぎて戻ったため、夕食に適当な店を探すこともできず、何とか口福いど屋に腰を落ち着けた。カウンター席のみで、2組の初老の男性と若い女性の組み合わせの間の席に座ることになり、妙な気分になった。身体が冷えていたので、鱧ときのこ鍋を注文したところ、あまりの出汁の旨さにまさに「口福」を覚えた。〆の雑炊も玉子と海苔の絶妙な調和に驚くばかりであった。
(2024年11月26日)
Повторяем попытку...
Доступные форматы для скачивания:
Скачать видео
-
Информация по загрузке: