人間関係の極意を精神科医が伝授します。20分動画です。
Автор: 精神科医 芳賀高浩
Загружено: 2026-01-19
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こんばんは。精神科医の芳賀高浩です。今日は、皆さんにどうしても伝えたい「人間関係の極意」についてお話しします。
この動画を開いてくださった時点で、きっとあなたは「人間関係であまりストレスを感じたことがない」というタイプではないと思います。もちろん世の中には、対人関係でほとんど困らない方もいます。でも、精神科外来に来られる方、あるいはメンタル系の動画を見てくださる方の多くは、そうではありませんよね。
人が抱える悩みは大きく分けると三つです。健康の問題、お金の問題、そして人間関係の問題。年齢を重ねれば、膝や腰の痛み、がん、親の介護など、身体や生活の課題が増えてきます。若くても、貧困で「お金がないのが本当にきつい」という方もいます。それでも、それらが大きくない人は、だいたい人間関係で悩んでいる。メンタルが崩れやすい局面では、特に人間関係の比重が大きくなります。親子関係の話が伸びるのも、みんながそこに苦しさを抱えているからです。
では、人間関係をどう考え、どう構築していくのか。結論から言うと、鍵は「重み付け」です。自分の中で「この関係は重い」「この関係は軽い」をはっきりさせる。相手がどれほど求めてきても、自分にとって軽いなら軽い。逆に、自分にとって重い関係なら、そこに時間も労力も、時には自分の都合さえも差し出す覚悟が必要になる。これが究極です。
たとえば親子関係。親の立場なら、子どもとの関係は最重要の絆です。ここは基本、最優先にしてほしい。誤解しないでください。「飲み会に一切行くな」「趣味を全部捨てろ」という話ではありません。ただ、子どもにとって一大事が起きたときは、親はそこに全集中する。それが「一番大事にする」という意味です。自分の用事や快適さを少し後回しにしても、その関係に順じる。そういう局面が、親にはあります。
一方で、自分が子どもの立場のときはどうか。ここがよくミスマッチになるのですが、子どもにとっては「自分の子ども(次の世代)」が最優先で、自分の親との関係は二の次、三の次でいい。親御さんを粗末にしろという意味ではなく、優先順位としてはそうした方が、人生が破綻しにくい。親の期待や要求に全部応えようとして、自分の家庭や生活が壊れるのは本末転倒です。「親を優先できない自分は冷たい」と罪悪感で自分を責める人ほど、むしろこの優先順位の組み替えが必要です。距離を取ることは、見捨てることではありません。崩れないための工夫です。
そして、親子関係以外の人間関係。パートナーも友達も知人も、広い意味では「他人」です。ここは、付き合いの長さ、深さ、相性、信頼、価値観の一致などを材料にして、自分の中で重要度を決める。その重要度に応じて、こちらの態度や優先順位を変えるのがコツです。
たとえば、ただの知り合い。ネットでたまたま繋がっただけで、滅多に会わない人。そういう相手なら、自分の用事を常に優先していい。時間が空いていたら付き合えばいいし、無理をしてまで合わせる必要はない。ここを取り違えて、たいして親しくないのに自分を犠牲にすると、人間関係はしっちゃかめっちゃかになります。「相手が不機嫌になるのが怖い」「断ったら嫌われる気がする」――そうやって自分の生活を削ってしまう方が多い。でも、あなたが削った分を、相手が責任を取ってくれることは基本ありません。だからこそ、最初に「重さ」を決めておくんです。
不満が出たときも同じです。相手が自分にとって非常に重要で、関係を壊したくない人なら、言い方を選ぶ、少し我慢する。逆に、重要度が低いなら、思ったことをガツンと言ってもいい。要するに、人間関係には「有劣」をつける。これは冷たい話に聞こえるかもしれませんが、大人が疲弊しないための技術です。関係に重みがあるほど、言葉は丁寧に。軽いほど、必要最低限でいい。これだけで、だいぶ楽になります。
ここで、すごく分かりやすい指標があります。ちょっと浅ましく聞こえる方もいるかもしれませんが、「お金に換算する」という方法です。つまり、「その人に『お金を貸して』と言われたら、いくらまで捨て銭として出せるか」を考えてみる。
もちろん、「金の貸し借りは絶対するな」という意見もあります。それでも、思考実験としては有効です。友人からお願いされたとき、10万円なら出せるのか。30万円か。100万円か。300万円か。しかも、「返ってくる前提」ではなく「返ってこなくてもいい捨て銭」として、いくらまで差し出せるか。これを考えると、その人との関係の重みが、自分の中で驚くほど明確になります。もし答えが「1円も無理」なら、その関係はあなたにとってかなり軽い。逆に「ここまでは出せる」と思えるなら、その関係はそれなりに重い。重いなら重いなりに、あなたが守りたい線も同時に見えてきます。
そして、お金が絡まない関係でも同じ考え方が使えます。お金の代わりに「時間」を入れてみる。「この人のために、自分の1時間を差し出せるか」「一晩付き合えるか」「一週間、心を削ってまで寄り添えるか」。時間は命ですからね。時間で換算すると、優先順位はさらにリアルになります。
家族ならどうでしょう。配偶者や子どもなら、場合によっては自分が破産してでも助ける、という局面が出てくるかもしれない。一方で、兄弟のために全財産を投げ打てるかと言えば、現実は難しい。親に無限に貸せるかと言えば、それも違う。たとえば「今までの恩もあるし三千万円くらいなら」と思っても、「一億貸して」と言われたら、自分の人生ごと差し出すことになる。そこまでの重みが今の関係にあるか、と立ち止まれる。こういう線引きが、あなたを守ります。
私自身の話を少しします。家族は別として、私が一番大事にしているのは、患者さんです。訪問診療でせいぜい100人弱、外来で200人弱。私が直接責任を負っているのは、合計で200〜300人くらいです。人数としては多くないかもしれません。でも、その人たちの心の健康について、私は責任を負っている。だから、家族の大事な用事や体調不良など、よほどのことがない限り、遊びや飲み会、時には家族旅行よりも、患者さんを優先します。仕事として診ているというのは、お金をいただいているという意味だけではなく、「その人の人生に伴走する」という覚悟のことです。友人とは対等に付き合いますが、友人の人生を背負うわけではありません。だから優先順位が違う。
ここで大事なことを一つ言っておくと、患者さんの中に「好き嫌いの有劣」はありません。「この人は気に入っている」「この人は来ると嫌だ」みたいな線引きは、私はしません。もちろん、希死念慮が強い方、再燃しやすい方、生活が崩れやすい方には重点的に注意を払います。でもそれは医療としての優先度であって、人としての上下ではない。だからこそ、私は患者さんに対してはフラットでありたいと思っています。
遊んでいる最中でも、患者さんから連絡が来たら基本的には対応します。もちろん、こちらが体調不良で動けない、爆睡して気づかなかった、そういう時は仕方ない。でも、そうでなければ「どうしたら少しでも良くなるか」を考え続ける。山田さんはどうしたら幸せになれるだろう、田中さんはどうしたら…と。こうして自分の中でグレーディングを明確にすると、対人ストレスは整理されていきます。大切なのは、「ここまではできる。でも、ここから先は譲れない」という境界線を、自分の中で先に決めておくことです。
もしよければ、今夜だけでも簡単にやってみてください。紙に、あなたの周りの人を10人書く。次に、その人の重みを「0〜100」で点数化する。そして「この人のためなら何時間使えるか」「いくらなら捨て銭にできるか」を横にメモする。数字にすると、モヤモヤが驚くほど整ってきます。
点数が低い人にまで「いい人でいなきゃ」と頑張りすぎると、点数が高い人を守れなくなります。あなたのエネルギーは有限です。重い関係にこそ、あなたの優しさと時間を回してください。軽い関係は、礼儀を保ったまま距離を取ればいい。これが、長く生きるための人間関係です。
もちろん重要度は固定ではありません。結婚、出産、転職、病気…ライフイベントで簡単に入れ替わります。だから半年に一回、見直せばいい。
そして、もう一つ。今日はついでに、私がどんなふうに日々の診療をしているかも少しお話しします。訪問診療は、だいたい午前10時〜11時頃から始めて、日が暮れる前、17時〜18時くらいまでには終えるようにしています。暗くなってからご自宅に伺うのは、家族の時間だったり、生活の「閉店モード」だったりに踏み込みやすい。だから、できるだけ明るいうちに終えたいんです。それに、精神疾患の方は朝が苦手な方も多い。朝一番に受診を求めるのも、こちらとしては申し訳ない。
午前中はカルテを見たり、事務作業をしたり、支援者の方に連絡して調整したり、保険の切れ目がないか確認したりしています。外来も週に一回続けています。外来には外来の良さがあって、訪問に至る前の段階の患者さんを診られるし、入院設備のあるところで外来をしていると、必要なときに入院連携が取りやすい。私は内科も診ていますので、身体の状態と心の状態を一緒に見られるのも、この仕事の面白さの一つです。
ただ、情報量という意味では、訪問診療が圧倒的です。家の中を見ると、外来では分からないことが見えてきます。「家の乱れは心の乱れ」という言葉がありますが、本当にその通りだと感じます。心がしっちゃかめっちゃかしていると、生活環境も乱れやすい。逆に、精神状態が整ってくると、家も少しずつ整っていく。その変化を一緒に見届けられるのは、訪問診療の醍醐味です。毎週行っても、三回に一回しか会ってくれない方だっている。でも、そういう方こそ訪問が必要なんです。
私は祝日もお盆も年末年始も関係なく訪問しています。52週あれば52週、必ず行く。休みがないと言えばそうかもしれません。でも、訪問診療を始めて4年目、私はこれが天職だと思っています。薬だけでどうこうではなく、生活全体がどう整えば、その人が少し生きやすくなるか。家を見て、関係者と連携して、伴走していく。その仕事が、私は好きなんです。
そして最後に、ここまで私を育ててくれた先輩方、同僚、後輩、そして何より患者さんたちに、心から感謝しています。本当に、いい患者さんに巡り合い、いろんなことを教えていただいてここまで来ました。これからも日々の診療に邁進します。今の患者さん、過去の患者さん、そしてまだ見ぬ未来の患者さん、今後ともどうぞよろしくお願いします。
動画の下には、私の本も貼ってあります。死にたい気持ち、消えてしまいたい気持ちに真正面から向き合って書いた一冊です。大型書店でも、Amazonでも、楽天でも、立ち読みでも構いません。手に取っていただけたら嬉しいです。
私は毎日19時に動画を出しています。明日も必ずお会いしましょう。それでは、また明日。さよなら。
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