西洋哲学史 古代ギリシャ哲学解説【ヘラクレイトス】【インスタント哲学】
Автор: 哲学チャンネル
Загружено: 2020-02-15
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動画の書き起こし版です。
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ヘラクレイトスはミレトス三哲人と同じイオニア地方に生まれました
貴族階級出身だったと言われ、その流れのまま政治家としても活躍しました
しかしその後、政治の腐敗に嫌気がさし、政治の世界から離れます
再三政治の世界に戻るように説得されますがこれを拒み
「お前たちと政治と関わるよりもこの方がマシだ」
と神殿で子供たちとサイコロ遊びをしていたり
晩年病を患ったものの、医者に見せるのを拒み
自分で治療しようとするも上手くいかずそのまま死んだり
残した著書の文体が難解すぎるために
周りからは『闇い人』と揶揄されていました
要は変わり者で嫌われ者だった。と言うことですね
なんか親近感感じます
病気を放置して死んだ話もヘラクレイトスを嫌いな勢力の
でっち上げではないかと言われたりもしています
酷い場合はクソまみれで死んだとまで伝えられていますので
人の憎悪は怖いですね
そんなヘラクレイトスですが、
哲学史的には大変大きな役割を果たしていて、
ニーチェ、ショーペンハウワー、ハイデガーなどの
歴史に名を残す大哲学者から尊敬をされています
ヘラクレイトスは『万物は流転する』と唱えました
いわゆる『万物流転説』(パンタ・レイ)と呼ばれる考え方ですね
世界は絶えず変化していて
一度として同じ瞬間はやってこない
つまり、世界は変化の真っ只中にあり
その変化によってあらゆる現象が発言して世界を作っている
と考えたのです
このことについてヘラクレイトスはこんな言葉を残しています
『同じ川に二度足を入れることはできない』
川は常に水が流れ続けています
目の前にある川と1秒前の川は同じ川のように見えるけど
実際は同じ水は1秒前と同じ位置にはいませんので
厳密に言えば1秒経てば同じ川とは言えないわけです
また人間の体の中では刻一刻と細胞が生まれては死んでいます
そう考えると人間も厳密には瞬間ごとに同じ人間などいないと考えられるのです。
またこんな言葉も残しています
『同じ川にわれわれは入っていくものであり、入っていかないのでもある
われわれは存在するとともにまた存在しないのである』
いよいよ難しくなってきました
なんとなく仏教的な考え方の匂いがしますね
例えば先ほどのように人間は細胞が常に入れ替わっています
厳密にはその度に微妙な違いが生まれ、全く同じ人間とは
定義できないわけですね
でも自分は自分じゃないですか
それは間違いない気がする
つまり同じ自分は二度といないという考え方も
自分はずっと自分だという考え方も
どちらも正しいしどちらも間違っていると言っているのです
うーん 難しい
さらにヘラクレイトスは『万物の始原は火である』と言いました
アナクシメネスは万物の始原は空気であると言い
その空気の濃度が変わることによって違う物質に生まれ変わると説きました
基本的にはその考え方と非常に近いのですが
始原を火としたことによって文字通り力強い論理展開がなされていきます
まずヘラクレイトスは『火』を起点として
絶え間ない生成と変化を繰り返していると述べました
こんな言葉も残っています
『万人にとって同一のものたるこの宇宙秩序は
いかなる神も人も作ったものではない
それは常にあったし、今もあり、これからもあるだろう
それはとこわに生きる火であり、一定の分だけ燃え、一定の分だけ消える』
世界の始まりやその創造主は誰かなど
そんなものはないし嘘だし
常に火を起点として燃えたり消えたりしながら
世界は今まで続いてきた
と考えていたのです
同時に、その変化を司る法則は1つの法則(ロゴス)に従っているとも考えました
つまり、火が絶え間ない変化を繰り返す中で
水ができたり空気ができたり土ができたりして
世界を形取っていくわけですが
その裏には厳正たる1つの法則が存在していて
その法則をもとに永遠の火が変化を続けている
ということですね
そのような普遍的な法則によって世界は調和しているのですが
この『調和』という意味合いには少し特殊な考え方が含まれています
普通、調和というと凪のような無風な状態を思い浮かべますが
ヘラクレイトスは調和とは逆向きに働く力の拮抗状態であると述べました
例えば竪琴を想像してみるとわかりやすいです
竪琴は美しい音を奏でます
それは完璧な調和を感じるほどです
しかし実際は弦が両端からの強い力を受けていて
そのバランスが拮抗しているからこそ綺麗な音が出るわけですね
ヘラクレイトスは調和をこのようなイメージで捉えていました
そして弦の張りが強くなれば当然音階が変わります
当たり前ですがその張りの強さでそれぞれの音階の位置が決まっています
このような部分にも1つの法則性が見えると考えたわけですね
ヘラクレイトスはそれについて周りの人は全く理解してねーなと
常に嘆いていたと言われています
まさに古代ギリシアの隠キャです 好感持てます
このような考え方をヘラクレイトスは
『闘争は万物の父』と言い表しています
これはのちにヘーゲルが生み出す『弁証法』の出発点となった考え方です
Aという意見とBという意見があった際に
AとBが闘争することによりCという新しい意見が生み出される
そのようにして世界は変化を繰り返し存在続けていると考えたのです
面白いのはヘラクレイトスの主張はその後、
パルメニデスによって結構ボコボコに否定されます
しかしその両者の意見がぶつかることで
古代ギリシア哲学の結晶である『原子論』にたどり着くのです
ヘラクレイトスはこの結果についてどう思ったのでしょうか
自分の主張は否定されたけど闘争の結果さらに良い理論にたどり着いたことを
喜んでいるのでしょうか、悲しんでいるのでしょうか
あくまで個人的な意見ですが
めちゃくちゃキレていそうな気がします
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#ヘラクレイトス
#万物流転
#パンタレイ
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